律は主役らしかったけど…「ごめん、愛してる」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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やはり今回ぐらい律が主役らしくないとダメですよね、このドラマは…。




そういう意味で長瀬智也の良さが出る見どころはありましたが、いろいろ変なところもあり…





TBS 日曜21時
「ごめん、愛してる」第8話

主演…長瀬智也
脚本…浅野妙子
演出…水田成英




前回あたりから、あ~律がサトル(坂口健太郎)に自分の脳死後に心臓をあげるって話になるんだな…という察しはついていたので、





ラストに向けてさほど驚く展開ではありませんでした。




心臓が悪いのに飛行機に乗って旅行に行こうとするなんて、能天気だなと呆れたり、




律が路上で倒れたら、都合よく塔子(大西礼芳子)が通りかかったり、




そのあと、何事もなかったみたいに二人で酒を飲んだり、




飲みつぶれた凛華(吉岡里帆)のところに、普通に律が現れたり、





なんだかな~の連続で、律から凛華を奪いたいだけみたいに見えるサトルも、なんだかイヤなヤツに見えてきました。




とはいえ、律が昔のヤクザ仲間(成河)から韓国に帰ってきてくれと頼まれたものの、




それがウソだと分かり、ハラハラと涙を流すくだりは、信じた律の悔しさが切々と伝わる良いシーンでした。





更に今回、最も良かったのは、律と若菜(池脇千鶴)の別れのシーン。




若菜にはふらっと出かけるみたいに言って、実はもう会えないかもしれない覚悟も秘めた長瀬智也の繊細な演技は、




豪快のようで実は繊細な長瀬智也らしさをよくあらわすものでした。




ニコニコしながら洗濯物を干す池脇千鶴がピュアなだけに、余計に悲しみをにじませるシーンになりました。




こういう長瀬智也の良さを、このドラマはもっと前面に打ち出すべきだったのに…と今さらながらに悔やまれます。






今回の評価は…