患者に寄り添う産婦人科医と天才ピアニストという二つの顔を持つミステリアスな主人公を綾野剛が演じます。彼にとって当たり役となりました。
13日スタート
TBS 金曜22時
「コウノドリ」
主演…綾野剛
脚本…坪田文、矢島弘一、吉田康弘
演出…土井裕泰、山本剛義、加藤尚樹
このドラマが改めてスゴいと思うのは、主人公を取り巻く主要キャストが、前作放送後にみなキャリアアップしたことです。
助産師長の小松を印象的に演じた吉田羊は、その翌年には映画やドラマで次々初主演。
主人公のライバルで冷静寡黙な四宮を演じた星野源は、「逃げ恥」で大ブレイク。
研修医をフレッシュに演じた坂口健太郎と松岡茉優は、若手俳優として着実にキャリアを重ねてきました。
この4人が誰も欠けることなく続編がやれるのは喜ばしいことです。
他にも新生児科部長の大森南朋、院長の浅野和之、ソーシャルワーカーの江口のりこ、救命救急医の平山祐介も皆、前作のまま。
チームワークはがっちりできていますから心強いですね。
このドラマの前作の成功はキャストの好演もさることながら、緻密なリサーチによるリアリティーで構築され感動的なエピソードを描いた脚本の質の高さで…
今回唯一心配なのは、前作のメイン脚本だった山本むつみが今回は書かないこと。もう一人の坪田文は今回も書きますが、新たな二人が山本むつみの穴を埋められるか…
脚本家の交代で不満の多かった「コード・ブルー」のようにならないことを願うばかりです。
原作のコミックがありますから大丈夫とは思いますけどね。