無事に産まれたけど…「コウノドリ」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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続編というのは、前作のファンだった者にとっては、違うものになってたらイヤだな…と危惧しがちですが、





このドラマは大丈夫でした。
今クールの期待度No.1にしていただけにホッとしました。





 TBS  金曜22時
「コウノドリ」第1話

主演…綾野剛
脚本…坪田文
演出…土井裕泰



サクラ(綾野剛)は離島の医師になったのかとミスリードしてのオーブニング。




サクラがいない東京での出産と離島での出産をカットバックしながら、レギュラーメンバーを紹介していくスピーディーな展開は、




序盤から引き込まれ、このドラマの世界観を端的に表現しました。




今回のメインの母親は 2人で、一人はろうあ者同士で結婚し、子供への遺伝を気にしながら出産する マナ(志田未来)。






もう一人はキャリアウーマンながら出産することになり、仕事は代わりの人間ではうまくいかず、育児も夫の協力を得られない彩加(高橋メアリージュン)。





2つのエピソードを巧みにカットバックさせながら、出産までの不安や葛藤、産まれてからもまだまだ続くシビアな現実を、丹念に掘り下げて描き、




初回から大満足の出来ばえでした。
前作では頼りなげだった下屋(松岡茉優)や白川(坂口健太郎)が頼もしくなっているのも見ていて、それが松岡や坂口自身のキャリアの積み重ねとも重なり、シリーズものの妙味だと思います。




単なる医療ドラマと一線を画する深みのある台詞の数々。
今回なら、今橋(大森南朋)が下屋に言う
「病気の重さと患者さんが抱える心の重さは必ずしも一致しないからね」


とか、四宮(星野源)が彩加の夫(ナオト・インティライミ)に言う
「何言ってるんだ!手伝うじゃないだろ、あんたの子供だよ」




とか、ハッとさせられる台詞がちりばめられてました。
マナや彩加は今後も出てくるんでしょうね。





綾野剛も吉田羊も星野源も大森南朋も誰もがまさにはまり役で、このシリーズも期待大です。






今回の評価は…