薄れていく金城一紀らしさ…「奥様は、取扱い注意」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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金城一紀が「BORDER」や「CRISIS」で描いた金城らしさが、どうもここでは発揮できないようですね。




視聴率をあくまで取らなければならない日本テレビの連ドラ枠ですから。





プロデューサーから言われてるのか、回を追うごとにどんどん尖ったところが減り、マイルドに見やすくなっています。





だったら、金城一紀が書く意味は無いのに…と金城の反骨を支持する私めは不満を感じます。





日本テレビ   水曜22時
「奥様は、取扱い注意」第3話

主演…綾瀬はるか
脚本…金城一紀
演出…猪股隆一




今回、ヒロインがこらしめるのは、ママ友のボス(青木さやか)。




しかし、せっかく青木さやかが憎々しいボスをアクの強い演技で演じているのに、




ボスの家にも事情があって…とか救いの余地を与えてしまい、悪に徹する存在ではないのです。




なので、こらしめるといっても、徹底的にやっつけるわけではなく、どうも手ぬるい…




菜美の元特殊工作員という特異な設定は、いじめられてるママにトレーニングしてあげる程度の手ぬるいものになってしまっているのです。





しかも、ボスについてたママたちも一緒にトレーニングを受けることになっていき…って





なんか、ぬるいドラマになっちゃったな…という失望が先に立ちました。




悪いやつを元特殊工作員らしい手段でとことん懲らしめる…ってのを見たいんですけどね。






今回の評価は…