視聴はしていたのに記事を書くのが遅くなってしまいました。
第2話も1組の夫婦の出産にまつわるエピソードを丁寧にじっくりと描かれ、満足度の高い内容でした。
TBS 金曜22時
「コウノドリ」 第2話
主演…綾野剛
脚本…矢島弘一
演出…土井裕泰
妊娠中に子宮頸がんが見つかった妊婦さん(土村芳)。
出産をあきらめるか?
産むにしてもがんの進行がまだ進まない内に早期出産をするか?
胎児のために安全な出産時期を待って出産するか?
母胎を大事にするか?胎児を大事にするか?
その難しい選択を夫(福士誠治)と迫られる夫婦の話でした。
これは難しい選択ですね。
妻の思い、夫の思い。
最善を尽くそうとする医師や助産師たちの思い。
何が正解とは言えない難しい選択。
それぞれの心の揺らぎを実に丁寧に描いてましたね。
自分を産んだあとに母親は死んでしまったサクラ(綾野剛)だからこその決断。
人物それぞれの背景が、エピソードにうまくからみあっていくのが、実に優れた脚本だと感心しました。
福士、土村ペアの演技も良かったし、夫婦と向き合う綾野や大森南朋、吉田羊、松岡茉優らも皆がプロフェッショナルさを感じる演技で、
丁寧に描いた積み重ねから、小さく産まれた我が子に母親が頑張れと言うシーンや、転移が無いとわかったシーンの感動が生まれるのでした。
あれこれエピソードを欲張って増やしたらこうはいきませんからね。
初回から続く高橋メアリージュン演じる彩加のエピソードは深刻さを増してますね。
凍った表情で「大丈夫です」を繰り返すのが、ちょっと怖かったです。
産後うつの深刻さを端的に描いてました。
次回も楽しみです。
今回の評価は…
この感じだとをつける回もこの先ありそうですね。