救命医たちの辛辣な言葉…「コウノドリ」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前回はお腹の中の赤ちゃんが亡くなる話、今回は妊婦さんが亡くなってしまう話で、2話続けて見ていてツラくなる話でした。




ただ今回も感傷に流されることなく、下屋(松岡茉優)の医師としての成長をきちんと描く回になっていました。




TBS   金曜22時
「コウノドリ」第6話

主演…綾野剛
脚本…坪田文
演出…加藤尚樹





下屋が助っ人に行った地域の産婦人科で、当直で会った、切迫早産のため入院していた妊婦さん(福田麻由子)。




同じカエという名で、親密になったその妊婦さんに、ちょっとおかしいなと思ったところがあったので、一応それをその病院の医師には伝えました。




しかし、下屋が気にしていた部分が原因で、カエは心停止状態で救急搬送されてきました。





サクラ(綾野剛)の「お母さんも赤ちゃんも助けるよ!」ってセリフを久々に聞きましたが、





赤ちゃんは取り出せたものの、カエの心臓は動きませんでした。





あまりにあっけない死に、面食らいましたが、現実にもあることなんでしょうね。
人の命のあっけなさが痛感されました。





ショックを受けた下屋は、自分はこのままではいけないと、深く考えて…




結果、もっと患者の命を救うことを総合的に学ぶために、あえて救命救急への異動を願うのでした。




人が足りないってのに…って私めは下屋の決意を受け止めにくかったんですが、





異動したら救急部長の仙道(古館寛治)や救命医の加瀬(平山祐介)に言われる辛辣な言葉には納得がいきました。





仙道は1年も持つわけがない…と突き放し、加瀬は救命は勉強する場所じゃない…と下屋の学生気分を叱ります。




生き死にのシビアなところで働いている二人の冷徹とも言える言葉は、これあってこそ作品が引き締まり、私めとしてはホッとしました。





甘い感傷で下屋の決意を綺麗ごとに描かれるのは、ちょっとどうかなと思っていたので…。





松岡茉優の演技はどうも優等生的な頑張り屋さんに見えがちなので尚更でした。





今回の評価は…