今回の第6話で、このドラマの視聴率は4.6%(関東地区)になってしまいました。
第3話から5話までなんとか5%台で持ちこたえていましたが、ついに5%台を割ってしまったのです。
私めは、常日頃から視聴率が絶対的な評価ではないと主張していますが、さすがにこの時間帯で5%を割るとなると、それは作品にも原因があると認めざるをえません。
見始めたときは私めよりもこの作品を推していた家内も見なくなってしまいましたし…
あとは最終回だけ見ればいいやという人も多いんでしょうね。
フジテレビ 火曜21時
「明日の約束」 第6話
主演…井上真央
脚本…古家和尚
演出…土方政人
このドラマ、5話か6話完結くらいでよい題材だったのかもしれません。
ひとりの高校生の死の謎に迫るなら、そのくらいの話数で充分だったように思います。
話を引っ張るために、いろいろと話を広げなければならず、それがかえって作品のクビをしめ、散漫になってきた…そんな印象を受けます。
今回の香澄(佐久間由衣)に関しても、まさにそうで自分をいじめた相手を歩道橋で突き飛ばしてケガさせてくれた吉岡少年(遠藤健慎)に恩義を感じている香澄が、
その後、吉岡を苦しめていたらしい辻(神尾祐)や長谷部(金子大地)を襲った…って、展開になりましたが、
なんだか、無理のある話だな…と。
さらに、日向(井上真央)の恋人(工藤阿須加)の兄の死やら…
前回から怪しさぷんぷんしてきた霧島(及川光博)が香澄がいじめられてた時の担任だったり…
まだまだ話をややこしくする方向に進んでいて、日向と吉岡の母(仲間由紀恵)の対決が一向に盛り上がってこないんです。
日向の母(手塚理美)の手が悪くなったのがなぜかは、今回回想で明らかになりましたが…
毒親の扱いが薄まってしまっているのが、作品のパワーを弱めていることは否めません。
終盤に向けて盛り上がってくれることを祈ります。
今回の評価は…