TBS 金曜22時
「コウノドリ」第8話
主演…綾野剛
脚本…吉田康弘
演出…土井裕泰
仕事である程度の成果が出始め、自信がついてくると、若い人はそれが過信になりがちなんですね。どの職業にもありうることですが…。
あやまちとは漢字で「過ち」と書きますが、過信がミスを招きやすいんです。
このドラマでも、経験豊富な今橋(大森南朋)は、白川に危うさを感じていたのですが、
白川は忠告にも耳を貸さず、遂に医療ミスを起こしてしまいます。
自分の見立てを過信して、その治療が効果が出ず看護師や後輩がおかしいと言っても、取り合わず、今橋にも相談しなかったんです。
結果、赤ちゃんの病気は違うもので、白川の治療は意味がなく、他の病院に移し手術することに…。
白川は落ち込み、悔し涙を流します。
人が足りないのに、白川はより専門的な知識を得るためにペルソナを辞める決意をします。
下屋(松岡茉優)に続き、白川まで辞めるのか?
人不足の状況、補充のため身を粉にして今橋が奔走しているのも知っているでしょうに…。
自分優先の決断が私めには残念でした。
どうしても立場的に近い今橋に肩入れしてしまいますので…。
おまけに、四宮(星野源)にも他の病院から引き抜きの話もあるし、地元の能登で今も産科医を続けている父親(塩見三省)に病魔が…。
自分の命が続く限り、医療に関わっていたいという父親の強い覚悟には打たれましたね。
四宮は地元に帰るのか?他の病院に行くのか?ペルソナに残るのか?
その決断が気になりますね。
あと、嬉しかったのは、第1シリーズに出ていた鉄仮面の新井(山口紗弥加)が白川にアドバイスしてくれたことでした。
サクラ(綾野剛)が裏で手を回して頼んだみたいですが…。
そう言えば新井の燃え尽き症候群で鬱になり、辞めていったエピソードは痛ましかったですね。
でも、またマイペースに医療に関わっているらしい姿が見られて良かったです。
今回の評価は…