るい子の孤独が生み出した幻影…「anone」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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るい子(小林聡美)がどんな人生を歩んできたか、なぜ金に執着しているのか、過去や現在がしっかりと描かれました。





ありふれた人生からはみ出してしまった老若男女4人のうまくいかない人生…。
るい子のそれはあまりに痛ましいものでした。






日本テレビ 水曜22時
「anone」第4話

主演…広瀬すず
脚本…坂元裕二
演出…水田伸生





あまりに現実の子供との関係がうまくいかず、息子ばかりか、夫や姑とも冷えきった関係にあるるい子。





その絶望的な孤独感から、産まなかった娘の幻影、アオバ(蒔田彩珠)を生み出し、常にその幻影が話し相手なのでした。






急にファンタジックになり面食らいましたが、あまりにツラい状況に追い込まれると、現実から逃避するあまりに、自分にとって害のない幻影を生んでしまうのは、分からなくもありません。






ただ、なんですかね~。
そういうツラい背景がわかっても、るい子には共感が抱きづらいんです。






それと、金を奪う浅ましさはまた別の話にしか思えないからです。
舵(阿部サダヲ)から好きと告白され、変わっていくんでしょうけど。







それに比べ、ハリカ(広瀬すず)と彦星(清水尋也)のやりとりの、何と切なく清らかなことか…
近づきつつある彦星の死が、痛ましい切なさをじわじわと高めています。







あと回を追って存在感が高まっている瑛太演じる中世古。
この得体の知れない男、何をたくらんで、妻子持ちなのに、玲(江口のりこ)の再婚相手になろうとしているんでしょう?無気味です。







今回の評価は…