こってりと充実感ある良質作品…「アンナチュラル」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は法医学ものの王道といえる死者の真実の声をひもとく…という人情ばなし。




私めの好きだった「きらきらひかる」や「ヴォイス」を彷彿させるエピソードでした。




TBS  金曜22時
「アンナチュラル」第4話

主演…石原さとみ
脚本…野木亜紀子
演出…塚原あゆ子



中身がスッカスカの「BG」を見た後だっただけに、こちらのドラマのぎっしりと要素が詰まった充実感たっぷりの脚本に、改めて感銘を受けました。



脚本家として、今、野木亜紀子が充実期にあることの証ですね。
毎回趣向を変えてよくここまでしっかりと書き込んでるなと思います。




「BG」の井上由美子にもかつてそういう時期があったんですけどね。
今ではスッカスカの脚本を書くようになってしまいました。




野木亜紀子にはそうはなって欲しくないなと願うばかりです。





今回は弁護士をしているミコト(石原さとみ)の母親の夏代(薬師丸ひろ子)をストーリー中でうまく使って、




バイク事故で死んだ男(坪倉由幸)の死が、病死か過労死か、バイクの整備ミスか、でもめる…という展開でした。





話はブラック社長にこきつかわれてるケーキ工場の従業員たちって話になり…






根っからの善人だった死者の、無駄死にとも言えそうな余計な仕事ゆえの死だったということが浮かび上がり、





家族思いの父親の切ない死に心打たれる…というエピソードでした。





坪倉由幸の芸人色を消した善良ぶりは秀逸でした。子供に添い寝する姿とか目に焼き付きました。




工場長はじめ、従業員たちが立ちあがり社長を訴えることにした流れも、後味の良いものでした。




中堂(井浦新)の恋人の死と赤い金魚とは何か?気になりますね。





今回の評価は…