私めのブログでは、脚本について文句を書くことが多く、あまり演出面にはダメ出しをしていないのですが、
このドラマほど演出に文句をつけた作品も無いくらい、このドラマの演出チーフの木村ひさしには文句を書き続けましたね。
最終回を見ていても、いつもより抑えめではありましたが、依然として無駄なおふざけがあり、これなら30分枠拡大で充分だったのでは?と思えるほどでした。
TBS 日曜21時
「99.9~刑事専門弁護士~」 最終回
主演…松本潤
脚本…宇田学
演出…木村ひさし
おふざけが無ければ、各キャストの演技も良かったし、見応えのある最終回になったと。思いますよ。
深山(松本潤」にとっては父、尾崎(木村文乃)にとっては弟。それぞれ家族が痛い目にあったからこそ、母親が殺され、その罪を父親がかぶせられ死刑判決…、その再審請求を依頼してくる息子(中島裕翔には、2人とも何とかしてあげたいと事実解明に熱が入ります。
このドラマならではのさまざまな検証も、今回はいろいろたっぷり見られて楽しかったです。
特に火災を研究する研究者(片桐はいり)と、どのように燃えたのかを検証していく件は、片桐はいりの存在感もすごくで引き込まれましたね。
また。この事件の担当した判事が今は法曹界の大物で、川上(笑福亭鶴瓶)も言いなりになって、検察寄りの判決を下すのか。興味深いところでしたが、
この川上も、相当なタヌキで、逆に無罪判決をくだし、誤審した大物たちを失脚させたのでした。
鶴瓶がそのへんのしたたかさをよく演じてましたね。
このドラマで松本潤の演じる深山は、その皮肉屋で淡々としていて、内面には熱いものも…というのが、松本潤にははまり役で、また続編もあるだろうなと思わせました。
その際は、また今度のようにおふざけに目をつぶりながら見ることになるんでしょうか?
最終回の評価は…