フタをあけたら意外に懸念点は予想したほど足を引っ張っておらず、見ごたえある作品になってました。
フジテレビ 火曜21時
「シグナル~長期未解決事件捜査班~」第1話
主演…坂口健太郎
脚本…尾崎将也
演出…内片輝
私めがこのドラマで気にしていたのは、主人公の三枝(坂口健太郎)が、時空間を超えて過去にいる大山(北村一輝)という刑事と無線で交信するという現実離れした設定が浮かないか?ということ。
初回に関しては思っていたほど浮いてはいませんでした。変に大げさに描かず、そのくたりをテンポよくグイグイと見せた脚本、演出の功績もあります。
全体に映画的な映像や、演出がほどこされていて、ハッタリがきいているので、浮かなかったのだと思います。
演出の内片輝Dは調べましたらハリウッドで映画制作を学んできた人らしいので、それもうなずけるセンスとキレの良さを感じました。
主演の坂口健太郎はプロファイリングに長けているあたりの一筋縄でいかないクレバーさを上手く演じていて、ちょっと感心しました。
主人公としての求心力は、北村一輝や吉瀬美智子、渡部篤郎ら周りの主演クラスの人たちの存在感が強いため、まだ弱いんですが、回を重ねて強まっていくでしょう。
しかし、主人公は巡査なんですか?交番勤務?
そこを見過ごしましたかね。
フラフラした暇な男に見えたので。
あと、長谷川京子が良かったですね。あの怪しげな不気味さ。こういう役が意外にハマるんですよね。
今回の評価は…