フジテレビ 木曜22時
「モンテ・クリスト伯~華麗なる復讐~」第1話
主演…ディーン・フジオカ
脚本…黒岩勉
演出…西谷弘
世界的な名作「巌窟王」を現代に置き換えるんですから無理が生じるのは当たり前。
そこをあまり気にせず見れるものにするには、かつての大映テレビ作品のような、大袈裟なハッタリが必要です。
どうも初回を見て、そのへんがだいぶ遠慮ぎみで、もどかしさを感じましたね。
どうしてもノーブルさを感じさせるディーン・フジオカは英語も読めないような漁師には見えないし、
大倉忠義演じる恋敵や、新井浩文演じる先輩漁師が主人公に負の感情を抱くのも、
もっとエッジを立たせた描写や演出、演技があるべきでしたね。
高橋克典が父の伊武雅刀のためにでっち上げるのが、ちょっと胡散臭げで良かったくらいで。
この初回では復讐劇をこれから見ていくモチベーションが一向に高まりませんでした。
3話くらいまで様子を見ますが、リタイア濃厚な作品です。
今回の評価は…