これはコメディと思って見たらダメですね。
このドラマの女性脚本家は「のだめカンタービレ」を書いた人で「女クドカン」とか呼ばれているそうですが、
同じ伊勢谷友介が出ていても「監獄のお姫さま」と比べたらエラい違いで、波瑠のせいばかりにもできない出来ではありましたが…。
日本テレビ 土曜22時
「サバイバル・ウェディング」第1話
主演…波瑠
脚本…衛藤凛
演出…佐藤東弥
波瑠って表情のパターンが少ないですよね。
喜怒哀楽いくつかずつしか無い感じ。
それがこの手のコメディでは致命的な気がします。
そもそも、寿退社したら彼氏の浮気が発覚してっていう…ひどい目にあい、ドン底になったヒロインの話と思っていたのに、
結婚自体、彼氏(風間俊介)とまだ話し合って決めたわけでもないのに、先走って勝手に寿退社しちゃったらしく、
そこからして、ヒロインへの共感や応援したい気持ちがガクガクって崩れてしまいました。
そりゃ、アンタがいかんよ…と。
…で、復職を願ったらもう後がまが入っていて、引き取ってくれたのはカリスマ編集長(伊勢谷友介)が部数を飛躍的に伸ばしたファッション誌で、
そこで半年以内に結婚しないとクビという条件つきで入れてもらえることに…。
結構、無茶苦茶言われているようでいて、波瑠のリアクションが単調かつ真面目なので、
その困惑ぶりが笑いにつながりません。
しかも、今のご時世なのでセクハラ、パワハラにならないように、カリスマ編集長の恋愛指南も、
思ったよりスパルタってほどではなく、割と普通で理不尽でもなんでもなく、
それができないヒロインの方がダメなんじゃん…ってな感じ。
彼氏役は風間俊介なので、つい裏の顔があるのでは?とか、いつか豹変するのでは?と勘繰ってしまいますが、それもどうですかね。
ヒロインの王子さまキャラ的な存在を吉沢亮が演じてますが、金曜の「GIVER」の主演とこれと掛け持ちですが、そろそろ大ブレイクしてくれそうな人だけに頑張って欲しいんですが…。
今回の評価は…
一応第3話くらいまでは見てリタイアかを決めます。