獣医の理想と現実…「僕とシッポと神楽坂」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は、言葉で意思表示ができないペットを相手にする獣医さんのありようの難しさを考えさせられる回でした。





テレビ朝日  金曜23時15分
「僕とシッポと神楽坂」第4話

主演…相葉雅紀
脚本…谷口純一郎
演出…飛田一樹




前回、せっかく良かったのに、今回はまた脚本家が元に戻り、演出も新たな人になり、内容的に深みが減って素直に感動はできませんでした。





今回一番考えさせられたのは冒頭にも書いた獣医のありようでした。





患者(ペットですけど…)が次々にやってくるナルタウン動物病院の田代(村上淳)のもとに、老犬を救ってほしいとやってくる中年女性の飼い主。




しかし、手術をしたところで老犬の体力はもたないと判断した田代は手術を拒みます。





飼い主の嘆きに同情した研修医の堀川(小瀧望)は、飼い主と老犬を達也(相葉雅紀)に診てもらうため坂の上動物病院に連れてきます。




少しでも可能性があるなら救ってほしいと懇願する飼い主の思いを受け止めて、達也は手術を敢行。手術は一旦うまくいきますが、その後容態が変わり、老犬は死んでしまいます。





田代も達也と同じ思いでも、その経験値から現実にすりあわせて出した結論だったのでしょう。





理想をピュアに追い求める達也のありようを、田代は危ぶむのでした。
いつか大きな過ちをおかしてしまうのではないかと…。





どちらかというと田代側の私めは、田代のありように共感しました。




飼い主の思いに寄り添うのはいいけど、物言わぬペット自身は安らかに死ねればよいのでは?




飼い主自身も最後には悔やんでいたから、そこは良かったなと思いました。





すず芽(趣里)のからみ方がガチャガチャしていたり、中傷書きこみは飼い主の息子とモロバレだったり、




いろいろ気になりはしましたが、良い部分が辛うじてまさっていた回ではありました。





今回の評価は…