お金をかけて映画でしっかり作ったものを、映画館で見たかったな~
「バトル・ロワイアル」や「悪の教典」のように…。
日本テレビ 日曜22時30分(初回は22時~)
「3年A組~今から皆さんは、人質です~」第1話
主演…菅田将暉
脚本…武藤将吾
演出…小室直子
生徒たちが不条理な状況にいきなり放り込まれていく過程を、テンポ良く見せた初回でしたが、
製作予算をしめつけられがちな今のテレビドラマでは爆破シーンとかがチャチくなりがちで、
爆発が起こった割には、教師たちはあまりパニくってなかったり、近隣住民や保護者、マスコミが押しかけてくる数が割と少なかったり…
大袈裟にしたい主人公の意図とは裏腹なお寒い映像が多く、そのたびに高まりかけたものが冷めるという繰り返しでした。
菅田将暉の演技は生徒たちとは一線を画するものがあり、大勢を相手にしてもただ一人でも対抗しうる強さがありましたが、
このパターンを毎回見させられるかと思うと、どう変化をつけていくのか?不安にはなりました。
今回、さくら(永野芽郁)でやったようなことを、メインどころの生徒で順にやっていくんでしょうけど…
永野芽郁ってあんな感じなんですね。
素直な演技だけどそれ以上でも以下でもない感じ。
そういう意味では合ってる役なのかも…。
朝ドラを見てないもので、初めてしっかり見るもので…。
死んでしまった澪奈役の上白石萌歌と、いじめっ子っぽい香帆役の川栄李奈が、やはり安心して見ていられますね。
初回で主人公はそんなに悪い人ではないアピールをしていたので、罰で生徒を刺したのもトラップなんだろうな…って思ってしまいました。
テレビドラマでやるには、いろいろ批判されかねないテーマを敢えてやっている日本テレビの果敢な姿勢は買いますが、
ぜひ、批判に折れずに最終回までアグレッシブに作り続けて欲しいです。
初回は菅田将暉の熱演に免じて、甘めの…
お年玉ポイントです。