生死の境をさまよう麟太郎…「小吉の女房」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は勝海舟の少年時代の有名なエピソード。

犬に急所を噛まれ生死の境をさまよう…って話です。
 
 
 
 
NHK  BSプレミアム  金曜18時
「小吉の女房」第4話
 
主演…沢口靖子
脚本…山本むつみ
演出…宇喜田尚
 
 
 
将軍の若君のご学友みたいな形でお城にご奉公に上がっていた麟太郎(福冨慶士郎)でしたが…
 
若君が病にかかりもう助からないってことで、お役目御免で戻ってきてしまいます。
 
 
 
 
 
自慢の息子が、自分と同じように役目が無くなってしまったことに忸怩たる思いの小吉(古田新太)
息子には自分のようにはなって欲しくないという小吉の親心が切実です。
 
 
 
 
そんな前振りがあっての麟太郎が道で犬に急所を噛まれ、瀕死の重傷を負う事故が…
 
 
 
 
医師も諦めムードなのを一喝し、小吉は麟太郎を叱咤しながら縫う手術に…。
手を施したあとも、小吉は毎日、褌一丁で神社に行っては水をかぶり、
麟太郎が臥せる部屋で、大声を出しながら刀を振り回して邪気を払い続けます。
 
 
 
 
とにかく必死で一途な姿に胸を打たれました。
息子への強い思いが分かるからこそ、やっていることは滑稽でそうは見えませんでした。
 
 
 
 
日頃の小吉とお信(沢口靖子)の心映えの良さから、町人たちが江戸の六地蔵参りのお札をくれたり、
碩翁(里見浩太朗)が良い薬を差し入れてくれたり…
 
 
 
 
そんな周りの人々とのつながりも心温まるものがありました。
子どもを虐待死させた父親のニュースが連日流れている中で、
このドラマを見るとあるべき姿が見られて心洗われます。
こんな時代だからこそ意味のあるドラマだと痛感しました。
 
 
 
 
今回の評価は…