私めにもありますが、(連ドラもその1つですが、他にもあります…恥ずかしいのでそちらは明かしませんが…)
好きなものに対する熱量は、年を取ったら衰えてしまいがちで、このドラマを見ていると、いろんなことを考えさせられるし、叶(小芝風花)たちが羨ましくもなるのです。
NHK 金曜22時
「トクサツガガガ」最終回
主演…小芝風花
脚本…田辺茂範
演出…末永創
最終回のサブタイトルは「スキナモノハスキ」。
母親(松下由樹)と決裂した叶が、兄(渡部豪太)が実家から持ってきてくれた「エマージェイソン」のVHSを見て、改めて自分がスキナモノハスキ!という信念を固めるという回でした。
リアタイで見ていた少女時代、
ビデオショップのおじさんに貰ったVHSで、エマージェイソンへの思いがよみがえった高校時代、
そして、エマージェイソンに始まった特撮への思いを貫いている現在、
エマージェイソンの最終回の映像が3つの時代を結びつけ、叶に好きなもの好きを貫けと、後押しする流れは、実に見事でした。
そのおかげで、親から禁止されたダミアン(寺田心)も後押しすることができました。
母とはどう和解するのかと思いましたが、母が可愛いものを叶に幼い頃からすすめてきたのは、母が可愛いものが好きだったからだと思い至るという流れも、上手い流れだなと感心しました。
吉田さん(倉科カナ)と友情を確かめ合うシーンもほほえましくて良いシーンでしたね。
好きなものを同じ熱量で語り合える友人で大切ですよね。
そんな時間が持てなくなっている自分を、ちょっとさびしく思います。
最終回まで見事に作り込んだ特撮パートのスタッフにも改めて拍手です。
スタッフの熱量を感じさせるドラマって私めは大好きです。
この枠はそんな作品が続いていて、ホント素晴らしいです。
最後に主演した小芝風花の今後に大いに期待したいと思います。
今回の評価は…