放射線技師たちのプロ根性…「ラジエーションハウス」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマを見て、「あれっ?『HERO』にちょっと似てるな…」と思われた方は、ドラマ通です。




このドラマのチーフ演出は「HERO」と同じ鈴木雅之で、「HERO」と同じような美術セットと、人の出入り、真正面から人を撮る撮影方法など似たものにしているんですね。





フジテレビ  月曜21時
「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」第1話

主演…窪田正孝
脚本…大北はるか
演出…鈴木雅之




ただ、残念ながら「HERO」と圧倒的に違うのは、検事と事務官の群像劇を鮮やかに描いた福田靖の脚本と、このドラマの脚本との違い。




脚本が弱いので、演出が浮いてしまっています。




すぐ責任逃れをし、いいとこだけ自分の手柄にしようとする医師たちにこき使われたり、責任を押しつけられたりする放射線技師の、ささやかな抵抗やら、プロ根性による仕事っぷり、そこがこのドラマの面白くなるポイントだと思うのですが、




そこの打ち出しが弱いのでもったいないな~と思いました。




群像劇としても物足りないし、患者のエピソードもそこそこだし、主人公もさほど魅力的ではないし…



窪田正孝はもっとできる人なのに、この程度かって感じ。




そして、致命傷はやはり、せいぜい研修医にしか見えない放射線科医役の本田翼。
他にいなかったですかね。いると思いますけどね。とにかくセリフに説得力が欠けています。





初回視聴率は関東地区で12%も取り、フジテレビは大喜びでしょうが、さて、次回はどうなりますか?注目です。




今回の評価は…