三浦春馬の眼で見せる主人公の変化…「TWO WEEKS」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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三浦春馬と言えば私めが感心したのは、ALSに身体を蝕まれていく青年を演じた「僕のいた時間」。




手足を動かすこともままならなくなっていく主人公を顔の表情、特に目の動きで繊細に演じた技量に、称賛の記事を書きました。
あれから5年。GP帯の民放連ドラ主演はその時以来になる今回は…



フジテレビ  火曜21時
「TWO WEEKS」第1話

主演…三浦春馬
脚本…山浦雅大
演出…本橋圭太



8年前のある出来事を境に、生きる気力を失い、自堕落な日々を送ってきた主人公の大地(三浦春馬)




初回はそんな彼が、別れたかつての恋人すみれ(比嘉愛未)が中絶せずに自分との娘を産んでいたこと、




そして、その娘はなが白血病を患い、骨髄移植のドナーを探していることを知り、




はなとも対面を果たし(大地は父親と名乗らないが、はなはすみれとの写真で知っている)、すみれに頼まれ調べたら骨髄が一致しドナーとなれると分かる…という展開の中で、





眼が死んで虚無的になっていたのが、次第に眼に輝きが戻っていくのを、鮮やかに演じてみせました。




5年間で三浦春馬は腕を上げたなと思います。舞台に主演したりして鍛えられたんでしょうね。




ただ、三浦春馬の演技は見るべきものはあるし、はな役の子役さん、稲垣来泉ちゃんはナチュラルに可愛いし、




高嶋政伸は相変わらず悪役臭がプンプンしていて期待感を高めてくれるし…で、キャストはおおむね良いんですが…





元の韓国ドラマがそうなのか、随分大雑把というか、強引なところはありますね。





防犯カメラがこれだけある今の日本で、あの無実の着せられ方って…と思うし、
護送車に車が突っ込んできて、ひっくり返った車から脱走…というのも驚いたし、




いろいろ目をつむらないといけないことは出てきそうなドラマではあります。




あとは、最終回だけ見ればいいやというドラマにならないことを願うばかりです。




次回から大地を狙う殺し屋役で今注目のカメレオン俳優、磯村勇斗が出てくるようです。
それもちょっと楽しみです。




今回の評価は…