山田涼介の美貌あればこその役…「セミオトコ」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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見るまでどんなドラマになるか、かなり不安な部分があった本作。
初回を見て、ちょっと安心しました。




脚本の岡田惠和らしいファンタジックで、ちょっと切ない気持ちにも、癒されもするドラマになりそうです。




テレビ朝日  金曜23時15分
「セミオトコ」第1話

主演…山田涼介
脚本…岡田惠和
演出…宝来忠昭




タイトル通り、主人公は人間の姿をしたセミですからね。




なんで、セミが人間の姿をしているんだ!って納得いかない方は見ない方が良いドラマです。




世の中には現実にありえないことは、否定しがちな方はいますからね。




岡田惠和という脚本家は、十分実績もある脚本家なのに、割と攻めた姿勢の恋愛ドラマを書く人で、




過去には「スターマン この星の恋」で宇宙人との恋、「泣くな、はらちゃん」で漫画の中の主人公との恋、




普通に恋をできない相手との切ない心の交流を描き、良作にしてきました。





…で、今回は相手は人間の姿をしたセミです。
ヒロインの由香(木南晴夏)が住むアパートの庭先の土の中で6年間、セミになる日を待ち望んでいたセミです。





土の中から音だけは聞いていて、アパートの住人たちのことも良く知っていることが、セミオトコ(山田涼介)のナレーションで語られました。




…で、ようやく土の中から出たら、由香が二階から落ちてきて、あわやつぶされる…というところを避けてもらい、セミオトコは恩義に感じて、由香が好きらしいポスターの男の顔で現れます。




山田涼介って、オジさんの私めが言うのもなんですが、あまたイケメンがいるジャニーズの中でも整いすぎてるほどの美貌という意味ではトップ3人には入るんじゃないでしょうか?




そのデキすぎた顔が、この役ではこの世のものではない違和感を表現できていて、なるほど山田涼介にこの役はナイスアイデアと思いました。





7日しか生きられないって哀しさを前面に出すより「7日も」生きられるという前向きさが、いいなとも思いました。




ヒロインの由香は「凪のお暇」の凪とはまた違った意味で自己肯定度の低い女性で、





これまで家でも学校でも職場でも存在感が薄いため相手にされず、




何で自分なんか生まれてきたんだろう…と思っているような女性なんです。




その由香が、セミオトコにお願いするのが、「生きてていいんだよ」と言ってそっと抱きしめてほしい…ってお願いで、





これって由香が歩んできたこれまでにずっと言って欲しかった言葉なんだろうな…と思うとグッと来てしまいました。




木南晴夏、上手いですね、こういう役。
いろんな役ができる人ですが…。





由香はセミオトコによってどう変わっていくのか、気になります。





しかし、アパートの住人はクセの強い人ぞろいですね(笑)




今回の評価は…