漫才を甘く見ていた上妻…「べしゃり暮らし」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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自分の学校ではドッカンドッカンうけるので、漫才のコンテストに出ても、予選通過など余裕だとなめていた上妻(間宮祥太朗)。




しかし、そんな笑いの世界は甘いわけもなく…




テレビ朝日  土曜23時15分
「べしゃり暮らし」第3話

主演…間宮祥太朗
脚本…徳永富彦
演出…劇団ひとり




アドリブでしゃべれば何とかなるとネタを練ることもなく野面で予選に臨んだ上妻と辻本(渡辺大知)。




しかし、いざステージに立つと観客はクスリとも笑わずスベりまくり。自信家の上妻は笑わない客が悪いと客のせいにして途中でステージをおりてしまいます。




それを客席で見ていたデジタルきんぎょの金本(駿河太郎)。
今は売れっ子の彼らも無名の時はそんなことがあったと、その時のDVDを上妻に見せるよう託します。




このドラマ、ストレートな演技でグイグイと演じている間宮祥太朗の上妻よりも、自分たちの過去を見るような思いで上妻と辻本から刺激を受けている金本や、相方の藤川(尾上寛之)をより興味深く私めは見ています。





特に金本を演じる駿河太郎は言わずと知れた笑福亭鶴瓶の息子で、父親のあとを継がず、役者の道に進んだ人が、皮肉にも幼い頃から肌身に感じているお笑いの世界のシビアさを演じているというのは、実に興味深いものがあります。





しかも、父親の鶴瓶の本業の落語ではなく漫才ですからね。そこがまた複雑ですよね。





上妻と辻本だけではなく、デジタルきんぎょや、上妻が敵がい心を燃やす「るのあーる」の梵(浅香航大)と上原(早乙女友貴)など、若手漫才師の群像劇になっていったら面白そうです。





今回の評価は…