いろんな問題作やユニークな作品を書いてきた脚本家遊川和彦が、「過保護のカホコ」に引き続き高畑充希を主役に書きおろすオリジナル作品です。
9日スタート
日本テレビ 水曜21時
「同期のサクラ」
主演…高畑充希
共演…橋本愛、新田真剣佑、竜星涼、岡山天音、相武紗季、椎名桔平
脚本…遊川和彦
演出…南雲聖一、明石広人
簡単にありがちなジャンル分けできないところをテーマにしてきたのが、いかにも遊川和彦らしいと言える作品です。
ヒロインのサクラは離島に生まれ育ち、その故郷と本土をつなぐ橋を造ることを夢見て大手ゼネコンに就職します。
ドラマはそのサクラと同じチームになった同期社員たちとの入社からの10年間を、1話1年ごとに描いていくという趣向らしいです。
思えば私めも7人の同期と入社し、みな同じ番組に配属されてスタートしましたが、
10年間に辞めていく者もあり、番組も別々になり、早く昇進する者、芽が出ない者、トラブル起こす者、いろいろいました。
タイプの違う同期社員たちとヒロインがどう変化していくか、それは面白いかもなと思います。オフィスを舞台にした青春ドラマみたいな感じでしょうか。
高畑充希はやる気に満ちて仕事に励み、島育ちだけに人との距離感がやけに近い子のようです。
橋本愛演じる百合はクールで空気を読むイマドキ女子
新田真剣佑演じる葵は父や兄にコンプレックスを持つ野心家
竜星涼演じる菊夫は応援部出身の熱血タイプ
岡山天音演じる蓮太郎はネガティブに考え勝ちな努力家
それぞれキャラに合った役柄が与えられています。
彼らの面倒を見て気にする人事部長が椎名桔平、指導係が相武紗季。
今の企業で人事部の果たす役割は大変ですからね。そのへんも描かれるんでしょう。
さて、視聴率の予想ですが、8~9%くらいかなと思います。
題材的に視聴率は取りにくそうです。