そこの部長補佐として、アメリカからヘッドハンティングされてくるヒロインのハル(中谷美紀)
旧態依然として、ことなかれ主義の商社に風穴をあけるその活躍ぶりが痛快な作品です。
テレビ東京 月曜22時
「ハル～総合商社の女～」第1話
主演…中谷美紀
脚本…龍居由佳里
演出…土方政人
着任して早々に晴が介入したのは、ラーメンチェーンからの撤退の見直し。
長年手がけてきた田村課長(田口浩正)は撤退と決め込み、至って消極的。
ラーメンチェーンのオーナーたちは、薄情だと口々に不満たらたら。
そんな課長や、オーナーたちに喝を入れ、今出してるラーメンを捨て、新たなラーメンで勝負するよう仕向けていきます。
どんな状況であれ、仕事は楽しくやらなきゃとひるまずぶつかっていく晴の言動は小気味良く、カッコいい！って思えます。
上役の顔色をうかがい、部門ごとのセクショナリズムで、連携を取ろうとしない総合商社の中で、自由闊達にネゴして回る行動力にも惚れ惚れしました。
こういう役の中谷美紀は、実にいきいきしてますね。
元夫でもある部長(藤木直人)の裏のアシストもあり、できすぎなほど上手くいきました。
ま～ドラマですから。
若い頃のやる気を取り戻す田村課長の姿も微笑ましく見られました。
この枠らしい後味の良い作品になりそうです。
今回の評価は…