たった2文字…「やれ!」…「俺の話は長い」第9回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

今回は其の十七「トンカツと占い」、其の十八「ラーメンとフリーマーケット」
いよいよ、綾子(小池栄子)たち一家が、家に戻る日も迫り、満(生田斗真)を何とか働かせる方向に持って行こうとする流れでした。




日本テレビ  土曜22時
「俺の話は長い」第9回

主演…生田斗真
脚本…金子茂樹
演出…丸谷俊平




まずは「トンカツと占い」
このドラマは毎回、必ず食べ物と何かの組合わせがサブタイトルになってますが、其の十七のトンカツは、トンカツという食べ物の特性を絶妙に話の展開とからませた見事な脚本でした。





まず、今夜のおかずはトンカツよと房枝(原田美枝子)に言われ、朝から楽しみにして昼も抜いたのに、そうじゃなかった時の満の落胆ぶり、ふてくされ具合いからしておかしかったですね。





いかに、満がトンカツ好きかが分かる仕組みで、トンカツだってその気にさせといて!と房枝の魔性っぷりをなじるセリフには吹き出しました。




…で、翌日は約束通りトンカツがおかずになり、揚げたてのトンカツにソースをかけていたら、




春海(清原果耶)が高校に行かずラジオのパーソナリティーをめざすと言い出したから、諦めるよう説得してくれ…と綾子に頼まれます。




今じゃなきゃダメなのか?と抵抗しますが、春海のためなので渋々承諾。
いい叔父さんなんですよね、満は。




早くトンカツを食べたいので手早く済まそうとする満と、頑固で簡単には考えを改めない春海。




二人のやりとりがまた何ともおかしかったですね。言葉で言ってもダメなので、ヘビーリスナーの自分がテストしてやると、





満が春海のパーソナリティーぶりを査定する流れに。
いろいろダメ出ししたあげく、春海より満の方がパーソナリティー向きだと分かる流れも意外な展開でした。





…で、説得の末に戻ったらもうトンカツは揚げたてではなく、他の人たちも我慢して待っていてくれ、





トンカツは明日カツ丼にすることになり、ラーメン屋にみんなで行くというオチでした。





なるほど、最後はカツ丼か…と。
私めも三つ葉をのせたカツ丼が食べたくなりました…(笑)




続く「ラーメンとフリーマーケット」は、檀野(長谷川初範)が光司(安田顕)に持ってきた議員秘書の話を満にどうかという話になり、





フリーマーケットで綾子と満は、やれ、やらない…で口論になります。




拒む満の屁理屈は出前をしない来々軒のオヤジを引き合いに出すむちゃくちゃな理屈で、さすがの綾子も呆れて、こりゃダメだと諦めるほどでした。





そんな満にクラッチに顔を出した明日香(倉科カナ)からの伝言を海星(杉野遥亮)は伝えます。





たった2文字。「やれ!」
同じ言葉を帰り道、満の亡き父親とそっくりの占い師にも言われます。





あの占い師は父親の幽霊なんですかね?
ちょっとファンタジックになってましたが、
明日の最終回、満はどんな仕事を選ぶんでしょうか?





言い訳にした来々軒のオヤジが出前を始めたオチは洒落てました。





今回の評価は…