選考対象はこちらも5人です。
ディーン・フジオカ
「シャーロック」
今回の役は「ディーン・フジオカ ショー」を見るかのごとく、ディーン・フジオカならではの役でした。
ちょっと他の人には真似ようが無いですね。
その異能ぶりをもっと発揮させるエピソードなら、もっと良かったのにと惜しまれます。
阿部寛
「まだ結婚できない男」
やはり、この役が阿部寛には適役なのはよく分かりましたが、内容が前作に及ばず残念でした。
オダギリジョー
「時効警察はじめました」
こちらもやはりオダギリジョーならではの役で、阿部寛のドラマほど失望する内容ではありませんでした。
飄々としたこの軽やかさは、なかなか他の役では活かせないですね。
生田斗真
「俺の話は長い」
ニートで親のすねかじりなのに、口は達者でへ理屈ばかりこねるクセの強い主人公を、嫌悪感を与えず見せたのは、脚本、演出の良さもさることながら、
生田斗真の演技の底に流れる品の良さにあったように思います。
言葉と裏腹な感情のニュアンスを巧みに演じました。
木村拓哉
「グランメゾン東京」
最終回の記事に書いたように、木村拓哉が新たなステージに入ったように感じました。
50代になったらどんな木村拓哉になるのか、ちょっと楽しみになりました。
以上5人の中で最優秀主演男優賞に選んだのは…
生田斗真
「俺の話は長い」
木村拓哉との先輩後輩対決は後輩の生田斗真が制しました。
演じ甲斐のある皮肉な役を、申し分なく演じきった生田斗真の役者魂を、より高く評価しました。