…って感じです。
そう言えば、同じ日本テレビで林宏司が脚本を書いた中島健人と遠藤憲一の「ドロ刑」もイマイチな作品でしたね。
日本テレビとの相性、悪いのでは?
それとも筆力が鈍ったのか?
そう言えば、かつてTBSで「GM 踊れドクター」という主演の東山紀之が踊る珍品の医療ドラマを書いたこともある人ではありますが…
やはり、林がヒット作を連発し、医療ドラマの名作を書いたフジテレビでやってほしかったです。
日本テレビ 土曜22時
「トップナイフ~天才脳外科医の条件~」第1話
主演…天海祐希
脚本…林宏司
演出…大塚恭司
このドラマ、既に小説として林宏司自身が原作を書いていて、それを脚本にしているんですが…
これがそもそも良くない。
映画監督が自身で脚本を書くと、自分の脚本に甘くなり、長ったらしい凡作になる…ってことがよくありますが、
それと同じように、他人が書いた原作なら、客観的にその原作にアレンジを加えてより良い作品にブラッシュアップできるものを、
自分の原作ではそうはなりませんからね。
しかも、医療ドラマで秀作の少ない日本テレビなら、演出家も成功体験がありませんから、おそらく脚本家の言いなりでしょう。
あくまで憶測ですが、そんな状態で良いドラマになりようがありません。
天才脳外科医というテーマは悪くないし、天海祐希vs.椎名桔平、永山絢斗、広瀬アリス、三浦友和という座組みも悪くはない。
…なのに、イマイチ面白くない。
薄っぺらいというか、天才脳外科医たちが繰り広げるバトルっていう凄みがない…んです。
「ドクターX」を散々見せられてきた身としては、よほどの難手術とかでない限り、もはや驚きませんからね。
ちょっと目の肥えてしまった医療ドラマ好きの視聴者を甘く見てもらっては困ります。
正直、流行遅れのエンディングのダンスには、ゾッとしました。
今回の評価は…