倉嶋のナイスフォロー…「病院の治しかた」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマは、他の医療ドラマと違い、描くべきテーマをシンプルにしっかりと打ち出しているのが良くて、今回などその最たる成功例でした。




テレビ東京  月曜22時
「病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~」第5話

主演…小泉孝太郎
脚本…山本むつみ
演出…清弘誠




病院の経営不振を立て直すために、次々に改革を打ち出していく有原。
抵抗にあいながらも熱意で推し進めていくんですが、有原一人ではどうなるものでもありません。




今回は改革の切り札として地域医療ネットワーク作りを有原が提案。
そのためには地域の個人病院の院長たちの協力無くしては成立しないので、その説得を外来クラークの江口(稲葉友)に託します。




典型的なゆとりタイプの江口ですが、有原はちゃんと適性を見抜いていて、任せているのでした。




しかし、モデルになった実話の頃はまだ地域医療ネットワークへの理解が乏しくて、江口が登録をお願いしに行っても、どこもけんもほろろで、江口はもう無理だと投げ出しそうになります。




その泣き言を聞いて事務長の倉嶋(高嶋政伸)が、自分の銀行マンとして駆けだしの頃の話をして勇気づけるのてすが、これが倉嶋のナイスフォローでした。



「富山の薬売りになれ」って言葉、副頭取(中村雅俊)が上司の時に倉嶋に言ったそうですが、良い言葉でしたね。




お客さんに寄り添って、その家のことをよく知り、相手が必要なものを知るようになれってことで、



江口はその言葉をヒントに個人病院に通っては、相手が困っていることにも尽力するようになります。




頑固な田畑(角野卓造)も電子カルテに苦労しているのを手助けするのです。




田畑が登録屆をわざわざ持って来てくれて仲間にも声をかけたと言ってくれて、江口が号泣するシーンは良かったですね。




稲葉友は正月に放送された「破天荒フェニックス」でも気になりましたが、まっすぐな感じが良いですね。今後が要注目です。




このドラマは他の医療ドラマではあまり知ることのできない医師たちの内情を知ることができるのも良いところで、




今回も個人病院が総合病院に患者を紹介しても、その後の経過を報告する返書がぞんざいだと個人病院は快く思わないとか、




総合病院の医師は忙しくてクラークとかに代わりに書かせてるとか、そういう事情を知ることができました。




今回の評価は…