これまで2話はあまり目立った存在ではなかった修二の弟浩二(中島裕翔)が、今回は文化祭にやってきたりして、存在感がありました。
この弟役が中島裕翔だったとは、この再放送が始まるまで全く分かってませんでした。
好きなドラマなのに…。
こんな機会なので、中島裕翔の連ドラ歴を振り返らせてもらうと…
中島裕翔がジャニーズ事務所に入ったのが2004年、10歳の時。
その翌年春には早くも木村拓哉主演「エンジン」に施設にいる少年の一人として出演。調べたらこの時の施設のメンバーが今から思えばすごくて、上野樹里、戸田恵梨香、夏帆らが出てたんですね。
…で、連ドラレギュラー2作目が、その年秋に放送されたこの「野ブタ。にプロデュース」だったようです。
更に、その翌年には黒木瞳と中森明菜が共演した「プリマダム」で中森明菜の息子役で出演。
(私めは黒木瞳苦手なので見てませんでした)
2007年にはHey!Say!JUMPが結成されメンバーに。そのメンバーの山田涼介、知念侑李、有岡大貴らと翌年秋には「スクラップ・ティーチャー~教師再生~」でカルテット主演。
これも見てなかった私めは、12年冬に山田涼介が主演した「理想の息子」は見ていましたが、山田の友人役で中島裕翔が出ていたのは覚えていません。
私めがちゃんと中島裕翔を認識したのは、やはり多くの人がそうであるように、13年夏の「半沢直樹」の部下役からでした。
まっすぐな感じに好感を持ったら、大ヒット作品だっただけに注目を浴び、翌年夏には「水球ヤンキース」で単独初主演を果たしました。
私めは、「水球ヤンキース」よりはそのあと、15年冬の「デート」で杏演じるヒロインを慕う青年が中島裕翔らしくて良かったです。
その感じを活かした連ドラ単独主演2作品めの「HOPE~期待ゼロの新入社員~」も、好きな作品でした。
若いながらも、どんなクセの強い先輩たちを相手にしても、物怖じせず自分らしさを出して演じる感じは、幼い頃から連ドラに出ていた場数の多さゆえだったんですね。
今回、その経歴をたどってみて納得いきました。「野ブタ。をプロデュース」でも先輩の亀梨和也や山下智久を相手に堂々としてますからね。
それを考えれば、相当面倒くさそうな織田裕二を相手にしてもへっちゃらなんでしょうね。
恐るべし!中島裕翔のメンタル!です。
さて、第3話ですが、改めて見ても良かったのは、信子(堀北真希)が母親の再婚相手におにぎりを渡すシーンと、
修二と浩二兄弟がお化け屋敷に入り、みんなが感動して出てくるのが分かるくだりでした。
鏡に書かれた文が、いかにも木皿泉脚本らしくて、心にしみる良い言葉でした。
「今 手をつないでるその人に出会えたのは、キセキのようなかくりつです。光の中に出ても、その手をはなすことのないように」
今のこの時期には、またとりわけ心に響く言葉ですね。