榮倉奈々について考える…「99.9 刑事専門弁護士」特別編 第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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この回は、第3話なのに早くも大人の事情なのか、榮倉奈々演じる立花をフィーチャーし、前面に立てた回で、




その分、このドラマらしさは薄れて、面白みを感じなかった回です。





松本潤演じる深山が立たないと、深山といがみ合う香川照之演じる佐田まで良さが出ず、普通の弁護士ものみたいになってしまいました。




…なので、今回は第3話の内容については書かず、せっかくなので榮倉奈々について考えてみます。




榮倉奈々と言えば、すんなりと伸びた長い手足で健康的で溌剌した感じ。




松下由樹も若い頃、そんな感じで同性からも好かれるタイプの女優さんでした。





その良さが出たのが、水嶋ヒロとW主演だった「メイちゃんの執事」
お嬢様学校の中で正義感強く凛とした感じがビッタリのハマり役でした。





その感じが引き継がれたのが「泣かないと決めた日」でしたが、こちらでは職場で陰湿ないじめにあいながら、泣き寝入りしない新人OLを演じて共感を得ました。




しかし、その後、イメージの固定を崩そうとしてか、叔父を好きになり元妻と奪いあう「蜜の味」や、黒づくめの服で無口でクールな教師を演じた「黒の女教師」などに挑みましたが、




やはり、どこか無理をしているような窮屈さもあり、ハマり役とは言えませんでした。
「黒の女教師」の回し蹴りは凄かったですけどね(笑)





そんな榮倉奈々が久々に本来の良さを見せたのが、のちに結婚する賀来賢人と共演した「Nのために」でした。





これまでのキャリアの積み重ねを活かした榮倉奈々の成長を感じさせるヒロインぶりで、良い作品になりました。




その「Nのために」の翌年に出演したのがこの「99.9」です。





脇に回りましたが、榮倉奈々本来の良さはのびのびと出ている役で、ひねくれた深山と立花の間に挟まっても凛とした感じはこの人ならではです。




今後は母親役とか増えていくんでしょうが、どんな女優に進化していくか楽しみです。