ちゃんと作られているのは分かるけど…どうにも物足りなさはありますね。
比較するのも何ですが…
フジテレビ 月曜21時
「SUITS/スーツ2」第3話
主演…織田裕二
脚本…小峯裕之
演出…森脇智延
この第2シーズンは脚本、チーフ演出が前作と替り、前作で私めが気になっていた「アメリカドラマ」風のセリフや演技への違和感が薄れ、
第1話、第2話とどんどん良くなっていました。
しかし、この第3話は前作も担当したディレクターになり、またちょっと逆戻りしてしまったのが残念です。
演じるのは日本人の俳優なんですから、日本版は日本版として堂々とやればいいんですよ。
無理にアメリカンテイストにすることはないと私めは思います。
さて、第3話ですが、事務所内の主導権争いで、上杉(吉田鋼太郎)についている瀬川(笹野高史)を、幸村(鈴木保奈美)側につけるべく、
甲斐(織田裕二)が瀬川の抱える案件をアシストするんですが、瀬川の思惑通りにはせず、瀬川を怒らせてしまいますが、
そこは甲斐のこと。瀬川の不正を暴き、事務所から追い出してしまう…というオチでした。
今回は甲斐の人間味が今までになく随所に打ち出されていて、そこは脚本の良さでした。
あくまで自分は幸村を守るという思い。
実は誰より仕事をしているらしい(笑)蟹江(小手伸也)を認め、若いアシスタントと向き合う難しさを共感し、いたわる思い。
そして無資格の鈴木(中島裕翔)を引き上げ育てようという思い。
それらがしっかりと打ち出されていたのは、日本版ならではのようでもあり、評価したいなと思いました。
今回の評価は…