「今」を描く覚悟が欠けている…「姉ちゃんの恋人」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回を見て私めが一番気になったのは、2020年というWithコロナになった特別な意味合いの年のまさに今の時期を描くなら、それなりの覚悟が必要で、それが中途半端なのが気になりました。主に演出面ですが…





フジテレビ  火曜21時
「姉ちゃんの恋人」第1話

主演…有村架純
脚本…岡田惠和
演出…三宅喜重



このドラマは岡田惠和のオリジナル脚本で、原作がない分、今を描けるわけで、




ドラマが始まって早々、ヒロインの桃子(有村架純)が職場の仲間と交わす会話で、コロナで大変な時期があり、今年はハロウィーンなんてできるのかと思っていたという2020年の今を描いているドラマだと分かります。



久しぶりに飲みに行こうってことになるんですが、




ドラマが進むにつれ、あれ?このドラマに出てくる人たちは一切マスクをしないんだってわかります。




唯一回想で、マスク不足で入荷したら取り合ってたシーンだけ店員も客もマスクしていましたが、




あとはもうコロナなんて無くなってしまったかのごとくに、マスクをしていません。




せっかくの有村架純や林遣都の美貌をマスクで隠すのはもったいないという演出の判断でしょうか。




しかし、ホームセンターやら真人(林遣都)の母親貴子(和久井映見)が働いているお弁当屋さんやら、接客業で店員も客もマスクをしていない違和感や、





ホームセンターのクリスマスイベントの会議で密なのに全員してなかったり、私めが気にしすぎかもしれませんが、ドラマだからというのはちょっとどうかと思います。




Withコロナの今だからこその恋愛を描く覚悟をスタッフは問われているのが、よく分かりました。




ただ、脚本としては、ヒロインの桃子より、過去に少年犯罪をしてしまったらしい真人の方が気になりました。




林遣都が彼ならではの繊細な演技をしていて、過去の罪が恋の障壁になることが察しられます。



桃子の弟たちや同僚はさぞ反対するでしょうから。




有村架純はガサツな肝ったま姉ちゃんにはちょっと無理がありますね。
彼女なりに頑張ってますが…。




幸せになってほしいペアであるのは良いと思います。
マスクに関しては次回以降は書きません。
方針は変わらないでしょうから。




今回の評価は…