小池栄子をうまく使ってる…「姉ちゃんの恋人」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めは、このドラマ、非常にうまく小池栄子を使っているなと感心しきりです。




「俺の話は長い」の姉役、「美食探偵 明智五郎」のマグダラのマリア役と、このところの小池栄子の充実ぶりは目をみはるものがあり、




このドラマも彼女がドラマ全体に弾みをつけたり、明暗のアクセントをつけたり、非常に重要な役割を担っています。




フジテレビ  火曜21時
「姉ちゃんの恋人」第2話

主演…有村架純
脚本…岡田惠和
演出…三宅喜重




ホームセンターでのクリスマス飾りつけ計画に向けて、桃子(有村架純)もプロジェクトメンバーに入った真人(林遣都)も張り切っています。




価値観が似ていて、お互い好ましく思っている二人ですが、それぞれが抱える負の要素が今回も切なく浮かび上がりました。




注文ミスで急いで客に届けないといけなくなり、真人に車で送ってもらった桃子は、




自分の目の前で両親が車に轢かれたトラウマから、車に乗っていられなくなります。
真人にそのことは話しませんでしたが、恋人と赤い車で湘南にドライブに行くのが夢だったというのが何とも切なく感じました。




一方、真人は過去に何かしらの犯罪をしたことは間違いなく、今回は意味深に今は姿が見えない父親との仲良さげな回想がはさまれ、




その後、真人は手が震えてそれを押さえるシーンが…。
まさか、誤って父親を殺してしまったか何かなんでしょうか。




そんな暗い影があるため、ちょっと辛気くさくなりそうなところを、桃子の上司役の小池栄子が明朗闊達、元気溢れる演技で救っています。





個性的な部下たちとのやりとりや、真人の先輩、高田(藤木直人)を見初めて好きになってしまうくだりなど、小池栄子の真骨頂で、




特にバーで高田と知り合う時の心の声は、今後もこれがあっても良いなと思ってしまいました。




真人が人と深く関わると傷つくことになることを恐れる母の貴子(和久井映見)や、




姉ちゃんを傷つけるヤツは絶対許さないと意気込む弟の和輝(高橋海人)、




そして、桃子の親戚で、真人の保護司でもあり、双方の事情を知る川上(光石研)





この3人がからんできそうですし、桃子の幼なじみで和輝にも慕われてるみゆき(奈緒)も、二人を引き裂きそうですね。



先の展開が気になります。




今回の評価は…