真人は何をしてしまったんだろう?「姉ちゃんの恋人」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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恋愛ドラマには、女性視聴者がキュンキュンするタイプのものと、恋のなりゆきをハラハラしながら見守るものとありますが、




このドラマは後者に属し、有村架純と林遣都の自然体の演技のおかげで、二人の行く末を素直に見守りたいなという気にさせてくれます。





フジテレビ  火曜21時
「姉ちゃんの恋人」第3話

主演…有村架純
脚本…岡田惠和
演出…三宅喜重




クリスマスの飾りつけをみんなで頑張ってやったあと、二人で帰路につく桃子(有村架純)と真人(林遣都)。




やり遂げた充実感と連帯感、それがお互いへの好意になっている感じを、




とりとめない会話の中でにじませる、流石!名手、岡田惠和の脚本で、それにキャスト二人もよく応えていました。





しかし、好きな人ができたことを素直に喜ぶ桃子とは対照的に、真人はあくまで今回のイベント限りでまた距離を置かなければと、心の扉を閉じてしまう感じで、そのすれ違いは切ないものがありました。





今回良かったのは、真人の母の貴子(和久井映見)が真人の働くホームセンターにのぞきに行き、クリスマスツリーの飾りつけを見て涙するシーン。




何かしらの事件の加害者になって以降、心を閉ざし、人との関わりを極力絶ってきた真人が、みんなとの共同作業で、しかも自分の意見も採用されてやり遂げた成果を目にして喜ぶ母心に打たれました。




貴子は真人に桃子に会ったことも告げ、もう緩めてもいいんじゃない?と言うのですが、




真人はまだ自分を戒めていました。
しでかしたことはかなり大きそうで、心に負った傷はかなり深そうです。




思い返して手の震えが起きる真人が、桃子からの明るく強引なWデートの誘いのLINEを見て、心に温もりを得るシーンは、




林遣都の実に繊細な演技に引き付けられました。
この先、まだまだ苦難が襲ってきそうですが、何とか幸せになってほしいと思わされます。





桃子と真人は切ない話になりそうなので、ドラマ全体が重苦しくならないよう日南子(小池栄子)と高田(藤木直人)の恋は明るく元気でコミカルです。




前回の日南子の心の声が今回もあって、お約束になりそうです。




今回の評価は…