この幸せが長く続けばよいのにと祈るような気持ちで恋人たちの笑顔を見守る回でした。
フジテレビ 火曜21時
「姉ちゃんの恋人」第7話
主演…有村架純
脚本…岡田惠和
演出…本橋圭太
交際することになった真人と桃子(有村架純)はそれを家族や親しい人たちに報告します。
真人は母(和久井映見)に告げ、桃子は真人が抱える過去も含めて弟たちにすべて話します。
真人の母の全身からわき起こる喜びを静かに押さえて聞くさまも感動的でしたが、
弟たちに率直に話す桃子の言葉も感動的でした。
「一度、人を傷つけてしまってツラい思いを本人もしたから、だから優しい、だからもう二度と人を傷つけたりしない、そういう人だと思う。私はそう信じる」
「でもね、世界っていうか、世の中って、そんなに優しくないと思うんだ、残念だけどさ」
「だから姉ちゃん、悔しい思いをしたりすることあると思う。時々キツいこともあるかもしれない。その時は、その時は助けてください。お願いします。姉ちゃんの味方でいてください」
真人を信じ、弟たちを信頼している桃子のまっすぐさに胸打たれました。
そして、姉の話をまっすぐな眼差しで聞き入る弟たちにも。
長い年月かけて築いてきた姉弟の固い絆を感じさせる名シーンでした。
以前も姉ちゃんを傷つけるヤツは許さないと言っていた長男の和輝(高橋海人)は、真人に姉との交際は嬉しいけど傷つけたら…とはっきり告げました。
ドラマの序盤は舌足らずな甘ったるいしゃべりが気になる高橋海人でしたが、ドラマの話数が進むにつれ、演技も雰囲気もしっかりしてきて、めざましい成長を感じますね。
今後の更なる成長が楽しみです。
今回のラストで、真人の元カノ(小林涼子)が現れましたが、どう絡んでくるのか気になります。
このドラマはハッピーエンドであってほしいと切に願ってます。
今回の評価は…