2020秋ドラマアカデミー賞…最優秀助演女優・男優賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めが勝手に選んでいます秋ドラマアカデミー賞、最優秀助演賞を発表します。




まずは…最優秀助演女優賞



ノミネートしたのは以下の5人。




「姉ちゃんの恋人」
和久井映見



小池栄子も良かったんですが、前科を持つ息子を気遣う母親を気負わずさらりと演じるこの人のスゴさに改めて敬服しました。




自殺してしまった夫について語るところも圧巻でした。
いいお母さん女優になりましたね。
昔から見ている私めとしては感慨無量です。





「この恋あたためますか」
石橋静河



これまでちゃんとこの人の演技を見てなかったのですが、このドラマでやはり原田美枝子の娘さん、只者でない凄みは感じました。




若くして含みのある演技ができる、今後が楽しみな逸材です。





「恋する母たち」
仲里依紗
吉田羊




木村佳乃演じるヒロインより、仲里依紗や吉田羊が演じた役の女性の方が、山あり谷ありで演技のし甲斐もあり、





この二人のおかげで面白くなれた作品でした。
そこは評価します。
仲里依紗も吉田羊も適役でどうなるか自然に気になりました。




「極主夫道」
稲森いずみ



映画「極道の妻たち」で岩下志麻が演じたようなヤクザの姐さんを大真面目にかつコミカルに演じて、私めのお気に入りキャラでした。




あまりコメディには縁のない人でしたが、ノリノリで世間知らずなズレっぷりを演じてくれました。




以上5人の中で、最優秀助演女優賞に選んだのは混戦の末に…




和久井映見
「姉ちゃんの恋人」



としました。
和久井映見にとっても年齢を重ねたからこそ到達しえた演技を見せられた良い役だったと思います。




続いては…最優秀助演男優賞



同じくまずはノミネートした5人から。




「姉ちゃんの恋人」
林遣都




このドラマは、この人の演じるこの役ありきだったと言って過言ではなかったと思います。




いわれのない罪で刑にも服し、父は収監中に自殺、母は教職をやめ、幸せになることを諦めた男を



この人らしい実に繊細な演技で見せ、役にグッと思い入れができました。





「この恋あたためますか」
仲野太賀




「あすなろ白書」の木村拓哉、「花より男子」の小栗旬と、ヒロインに結果ふられてしまう方が得をする恋愛ドラマは古くからありましたが、





このドラマもまさにそれ。
ヒロインと結果一緒になった中村倫也より仲野太賀の演じた新谷の方がもうけ役でした。





元々、演技力のある人でしたが、役者っぷりが上がりワンステップ上に上がった気がします。
来年の更なる活躍に期待です。





「#リモラブ」
松下洸平



ドラマの序盤はヒロインを取り巻く男の一人でしかありませんでしたが、




SNSでやりとりしている相手と分かってからはヒロインの恋人役に急浮上。




演じる松下洸平の存在感や魅力もグッと高まりました。
今後も女優主演ドラマの相手役に重宝がられそうです。





「恋する母たち」
磯村勇斗
阿部サダヲ




それぞれ妻たちの不倫相手として、十分魅力的な男性になっていました。
阿部サダヲはこれくらいできて当然って気もしましたが、磯村勇斗は一時はわが妻もハマるフェロモンぷんぷんの年下恋人ぶりを好演しました。





以上  5人の中で最優秀助演男優賞に選んだのは…




林遣都
「姉ちゃんの恋人」



何気なく空を見上げるだけで、真人という男が抱える憂いを見る者に伝える…
なかなか、これ出来そうで出来ない。




ニュアンス豊かな表現ができる林遣都の力量を改めて知らされる役でした。





助演賞は奇しくも同じドラマの母子を演じた二人でした。




(追記)
「ルパンの娘」の渡部篤郎、小沢真珠は今回も良かったのですが、前作で既に評価しましたので、続編の今回はあえてはずしました。
あしからず。




主演賞は明日、発表します。