隠れることをやめた萌子美…「モコミ」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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昨年からコロナ禍に見舞われ、ステイホームが推奨され、これまで持てなかった家族との時間を長く持つことになった人が、さぞ多かったと思います。




そんな時間の中で、今まで知らなかった家族の一面を発見したり、認識を新たにしたことも多いのではないでしょうか。




家族というものを改めて考える…そんなホームドラマが今、放送されることは意味があると私めは思っています。





…なので、これは「俺の家の話」と並んでおすすめのドラマです。





テレビ朝日  土曜23時
「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」第2話

主演…小芝風花
脚本…橋部敦子
演出…竹園元



祖父の観(橋爪功)や兄の俊祐(工藤阿須加)が職場に来てくれて、汚れて泣いてた窓ガラスを拭いてくれて、萌子美(小芝風花)はまた職場に復帰できたのですが…




観に後押しされて、やりたいと思っていた兄が営む花屋を手伝いたいという思いを実現したくて、反対する母の千華子(富田靖子)の許しもなくバイトをやめてしまいます。




今は個人タクシーの運転手ですが、元は高校教師だったらしい観は、さすが教師だっただけに萌子美をうまく導いてくれるんですよね。




千華子は次の仕事を決めてからやめなさい、あなたは普通じゃないんだから仕事を見つけるのは大変なのよ…と言うんですが、





それは千華子が決めつけたルールで、そういう決めつけに萌子美は縛られてきたんじゃないか?




フォークで無理してラーメンを食べるのが微笑ましかったです。観の真似して萌子美もフォークを使い、フォークが驚いてるって言うのが、萌子美ならではでした。





今回の圧巻は、バイトをやめてきた萌子美が、叱る千華子にこれまでの思いの丈を涙ながらに語るシーンでした。




千華子は萌子美が特殊能力を持つがゆえに、過剰に心配し、「~したらどうするの?」と言っては人との接触をさせないようにしてきたのです。




自分を隠そうとされるので、萌子美は私なんか生まれて来なければ良かったと思うようになり、毎年誕生日を迎えるのが苦痛だったとまで言うのです。




小芝風花、見る者の心を揺さぶる入魂の演技でした。
ここまで娘に言われては、千華子も涙にくれ、反対はできなくなりました。




バイトをやめると告げたら、これまで萌子美に話しかけるのを遠慮していた同僚たちが、いろいろ話してくれて温かく送り出してくれました。





萌子美は避けられていたのではなく、自分から閉じていて、周りを避けていたと気づいたのです。




この気づきは大きかったですね。
晴れて萌子美は花屋で働くことになりました。
店員で俊祐の恋人らしき涼音(水沢エレナ)は歓迎してないようですが…




俊祐や、父の伸寛(田辺誠一)にも何やら秘密があるようです。




萌子美がこれからは周りに影響を与え、変えていくのかもしれませんね。
自分も成長しながら…






今回の評価は…