情報の真偽を知らぬままの拡散…「アノニマス」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回はまさにこのドラマのテーマである「指殺人」について考えさせられる、このドラマらしさがよく出た回でしたね。




テレビ東京  月曜22時
「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室」第6話

主演…香取慎吾
脚本…入江信吾
演出…大内隆弘




対策室に相談に来た香(川島鈴遥)という専門学生。恋人の総一郎(田中偉登)への中傷に悩んで相談に来たんですが、




タイミングよくというか、その総一郎が仮面の男に拉致された生配信がネットに流れます。





仮面の男は誰かということになり、高校の時に野球部のマネージャーだった香は、総一郎にエースの座を奪われた荒井に声が似ていると言い出します。




しかし、その荒井は暴行事件を起こし、野球部は出場停止に。ネットで誹謗中傷を受けた荒井はその後交通事故にあって既に亡くなっていました。




香の挙動が怪しいなと思ったら、実はこれは荒井の恋人だった香と、荒井の弟が仕組んだものでした。




暴行事件の真実は、荒井の恋人と知りながら、総一郎が香に性的暴行をし、そこに出くわした荒井が総一郎を殴ったのでした。





荒井は香が性的暴行されたのを隠すため、それは明かさず罪をかぶり、そんな事実も知らない匿名の誹謗中傷にやられて精神的なダメージを受け事故にあったのでした。





まさに、無責任な不特定多数のネット民が指殺人をした事例でした。




香は総一郎の罪を暴くとともに、そんな指殺人に抗議したくて、世間の注目を集め、糾弾した末に自殺するつもりだったのです。




情報の真偽を確かめもせず、軽い気持ちで拡散してしまう無自覚な悪意の恐ろしさを改めて考えさせられました。




万丞(香取慎吾)らに間一髪、自殺は阻止されて良かったですけどね。
「無駄にしていい命なんてない」という万丞の言葉が響きました。




今回の評価は…