出世のためなら何でもする男…「桜の塔」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ラスト近くになってググッとこのドラマへの期待度が高まりました。
これはなかなか手ごわいドラマですね。




警察上層部の権力争いと、それに乗じてのし上がろうとする野心家の話かと思ったら、そんな程度ではすまないほど、ダーティーな主人公のようなんです。




テレビ朝日  木曜21時
「桜の塔」第1話

主演…玉木宏
脚本…武藤将吾
演出…田村直己



脚本が「家族ゲーム」や「3年A組」の武藤将吾ですからね、かなりビターな作品になるんだろうと、私めは期待していたので、なるほどそう来たかという感じでした。




玉木宏演じる主人公の上條は父親が捜査一課の刑事だったのに、警察内部の闇にふれて弾き出され巡査に落とされ失意の内に死んだか何かのようで、



その無念を晴らすために警察キャリアになり、警察を牛耳る警視総監の座を目指すことにしたようです。




玉木宏は『竜の道』で復讐者を演じたばかりでまた復讐かとちょっとうんざりしかけました。




上條の父親に恩義のあるクラブのママ(高岡早紀)や、元警察官の刈谷(橋本じゅん)の協力を得て、裏から手を回し、




刑事部長(椎名桔平)の娘(仲里依紗)の婚約者である先輩にハニートラップを仕掛け失脚させるわ、



事件を起こしそうなヤツを巧みにそそのかし、銀行強盗するよう仕向けるわ、




そこまでするのかという凄みを初回から見せつけてくれました。




刑事部長と警視総監の座を争う警備部長(吉田鋼太郎)も警務部長(光石研)も、みなタイプは違えどくわせ者のしたたかオヤジばかりで手ごわそうです。




どんな手段を使って、上條がのし上がるのか楽しみになりました。
最後には身の破滅が待ってそうですけどね。




今回の評価は…