そこに何らかの見続けるだけの価値を見いだしたものだけ見るようにしています。
TBS 火曜22時
「着飾る恋には理由があって」第3話
主演…川口春奈
脚本…金子ありさ
演出…棚澤孝義
…で、このドラマなんですが、SNSとかでデジタル機器にがんじからめのくるみ(川口春奈)が、駿(横浜流星)によって解放されていく中で、
駿って結構イイ言葉を言うんですよね。
今回もハッとさせられたり深いな~って言葉が随所にありました。
羽瀬(中村アン)の作品が現代アートの登竜門の最終まで残っていて、その展示と大賞の発表を見に行きがてら同居人4人でキャンプに行くってことになります。
有休を取って参加したくるみでしたが、後輩たちが何かと相談の連絡をしてきて、携帯が手放せません。
相談されても任せればいいんだと、駿は「自分を信じて進め」と返信し、くるみの携帯の電源を切ってしまいます。
「デジタルデトックス」だからと、仕事から切り離し解放させようとする駿。
くるみを山奥の秘湯に連れていきます。
風呂に浸かりながら、駿はイヤなことがあっても空気と空と水があればいい…と言います。
この言葉はくるみにも響いたようですね。
キャンプにふさわしくないくるみが着てきたオシャレな服は風に飛ばされ、駿が買ってきたダサい服になります。
着飾って無理してきた、ナチュラルな笑顔になっていく流れをオジさんは微笑ましく見ていました。
駿は最終的に選ばれなかった羽瀬についても、こんな風に言いました。
「評価なんて気にしなければいい。自分で自分に胸を張れたらそれでいいんだ」
これも良い言葉でした。
横浜流星は気負わず、サラリとこういったセリフを言っていて、すんなりとこちらの心に入ってきます。
経験を重ねて、演じようとしない引き算の演技を身につけてきたんですね。
羽瀬役の中村アンもショートヘアに薄いメイクで、いつもの着飾っていたイメージとは違う役ですが、こちらも自然に演じていて良いです。
陽人役の丸山隆平は自然に見えて、役を作っている不自然さがちらつきます。
陽人って、何か裏があるというか、心に闇を抱えているのでは?と勘ぐってしまいました。
携帯を取り上げ、二人で手をつなぎながらのキャンプの夜の会話、ほのぼのしてましたね。
そこからエンドで毎回おなじみの駿の実はこうだったの種明かし。
今回はダサい服を買ってきた時に、くるみについて店員に話して、好きな子なんだねって言われていたってオチでした。
このラストは洒落てますね。
まだ続くんでしょうか。
今回の評価は…