一日前に放送している同じ医療ドラマの「TOKYO MER」とこのドラマを比較するつもりもないし、
同じこの枠で放送された医師たちの青春群像劇の「コード・ブルー」と比較するつもりもありません。
このドラマはこのドラマだと割りきっているからです。
こうあってほしいという負荷をかけずに淡々と見ることにしています。
フジテレビ 月曜21時
「ナイトドクター」第6話
主演…波瑠
脚本…大北はるか
演出…澤田鎌作
夜勤のナイトドクターだけでも大変なのに、医師としてのスキルを上げるために、睡眠時間を削って昼間も別の病院に働く美月(波瑠)は、無理がたたって出動した救助現場で自分が倒れてしまいます。
ヒマな部署にいるならまだしも、生死をわけるような急患も来るナイトドクターで体調を万全にしとかない美月のムチャな態度に私めは共感できませんでした。
まわりがそんな美月に怒ったり、気づかせたりして、美月は考えを改めて、他にもスキルアップする方法を知るのですが、
人命にかかわるミスをしていながら、なんだか深い反省も無しかと興ざめでした。
いまだにヘタレさをひきずっている深澤(岸優太)も見ていてイラつきます。
青春群像劇で見せるにしては、ぶつかりあいや苦悩が浅いし、
医療ドラマとしては患者は医師たちのエピソードにリンクしているにすぎないもので、
どちらも中途半端さは否めません。
どうせならもっと振り切ってよいのにともどかしく思います。
今回の評価は…