堕ちていく好並と踏みとどまった柏木…「白い濁流」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマは北野堂製薬のセクトームの薬害隠蔽と、TMペプチドの新商品開発を絶妙にからませてきますね。

毎回見ごたえがあって、とても良くできた作品です。




NHK BSプレミアム 日曜22時

「白い濁流」第5話


主演…伊藤淳史

脚本…池田奈津子

演出…水田成英





好並(伊藤淳史)は自分が発見したTMペプチドを手放したくあまり、どんどん闇に堕ちていく感じが、見ていて何ともヒリヒリ、ピリピリしますね。





伊藤淳史の顔つきが回を重ねるごとに、純粋さを失っていき、悪い顔になっていきます。





セクトームの薬害に気づきながら隠蔽した北野(西村まさ彦)とそれに加担した好並は運命共同体で、





事故で死ぬ前にそれを知った北野の息子、貴彦(泉澤祐希)が好並を問い詰めなじる音声の入った携帯が出てきても、





好並は葉子(藤野涼子)の誤解を利用してウソをつき、北野は妻子に薬害を知られたくないので、そのウソを否定できません。





TMペプチドだけ奪って好並を切り離したい北野でしたが、それどころか好並を慕う葉子に取り入り、好並は葉子と勝手に婚約し、開発記者会見の場で発表されてしまいます。




好並と北野の駆け引きがこのドラマの見どころで、百戦錬磨の北野にひるまず、

したたかになっていく好並の今後が気になります。





堕ちていく好並とは対照的に、柏木(桐山漣)は自分が助教になれた裏には山本教授(矢島健一)への父からの金銭的支援があるからと知り、





学会でのデータ改ざんについての学内調査で、それが後輩研究員のせいになりそうになのに、遂にキレて、




その場で洗いざらい話して金まみれの山本を糾弾し、研究室をやめ、家も出ます。

桐山漣が毅然と自分を取り戻すさまを演じました。




腐った状況から何とか抜け出すことができた柏木はこのあとどうするんでしょうか?





おそらくセクトーム薬害の記事を圧力でつぶされた河原(佐々木希)に協力していくんでしょうね。





今回の評価は…