いい年をしたオジさんが何言ってんだと笑っていただいても結構です。
このドラマで福本莉子が演じるヒロインの橋下さんは、私めの高校時代のド!ストライクのタイプなんです…(照)
今どきまだこんなピュアな子、いるのか?と私め、目を見張ってしまいました。
テレビ朝日 土曜23時30分
「消えた初恋」第1話
主演…目黒蓮、道枝駿佑
脚本…黒岩勉
演出…草野翔吾
このブログの愛読者の方なら、あれ?脚本が「TOKYO MER」を書いた黒岩勉なんだ~とお気づきになったことでしょう。
そうなんです。原作は2019年に掛かれた少女マンガですが、脚本は48歳のベテランが書いているんです。
そうか、だから私めのようなオジさんにも見られるようになっているのかなと、手前勝手な解釈をしてしまいました。
これは今放送中の「古見さんは、コミュ症です」にも春ドラマの「コントが始まる」にも言えることですが、そこで描かれている若者たちに懐かしさを感じるんですよね。
それは黒岩勉同様に「古見さんは…」は水橋文美江(57)、「コントが…」は金子茂樹(45)と年齢を重ねた脚本家が若者を描いているからなのではと、ちょっと思ってしまいました。あくまで私見ですが…。
前置きが長くなりましたが、このドラマ、ヒロインの橋下のみならず、男子の青木(道枝駿佑)も井田(目黒蓮)も今どきこんなにピュアなヤツいるのかと思うくらい、イイ子なんです。
井田を一途に好きな橋下さんは、消しゴムに密かに「イダくん♥」と書いていて、
それを橋下さんを好きな青木に貸したら、それを井田に見られてしまい、
井田は青木が自分のことを好きなのかと勘違いしてしまうのです。
勘違いと相手に言えない恋心から不思議な三角関係ができてしまうというラブコメディなわけです。
多様性が認められ、男子が男子を好きでも不思議ではない今だからこそ、成り立つ関係とも言えますね。
橋下さんの片思いを井田に知られないためにそこは隠しつつ、橋下さんへの自分の思いは口にしてしまう青木がどんどんドツボにはまっていくのを、道枝駿佑は繊細に演じていて、やはりこの人は力量があるなと改めて思いました。
勘違いで青木の思いをどう受け止めるか真剣に戸惑い悩む井田を、目黒蓮も抑えた演技ながら巧みに演じています。
3人共に良い子たちなので、どうなっていくのか温かく見守りたい気になりました。
今回の評価は…