悩ましいですね、このドラマ。
リタイアするか、見続けるかで私め揺れております。
テンポよく強引に話は進んでいき、演技力ある人、今勢いのある人の好演で、脚本のほころびもカバーしてしまってはいるんです。
ただ、初回も今回も、私めが最も気になるのは、衛って「優秀な経営者なのか?」という疑問でした。
フジテレビ 木曜22時
「SUPER RICH」第2話
主演…江口のりこ
脚本…溝井英一デービス
演出…平野眞
一ノ瀬(戸次重幸)が優秀な経営者で、衛は金は出すけど口は出さない共同経営者という設定なら、
騙されても気づかなかったこと、ピンチに陥ってからのバタバタぶりも分かるんですが、
どうも一ノ瀬はフラフラしていただけで経営手腕は衛の方があったってことなんですよね。
それにしてはやることなすこと、優秀な経営者には見えないんです。
人を信じる人情家ってくらいで、東海林(矢本悠馬)や宮村(町田啓太)の方がよほどちゃんとしたことを言ってますよね。
いかにもやり手っぽい元上司の島谷(松嶋菜々子)が衛を評価しているのも、イマイチ伝わりません。
衛がダメなのを見越して利用しようとしているだけでは?と思ってしまいます。
今回でゼロからのスタートになり、側近たちと東海林が切るべきと言った編集部とインターンたちで、これから頑張っていくみたいですが、大丈夫なのか?この会社?としか思えません。
江口のりこ、演じづらそうですが、脚本の不備を埋めようと、彼女なりに頑張っているのが痛々しくさえ感じます。
編集部の碇を古田新太が飄々と演じていて若いキャストが多い中で、さらりと深いことを言ったりして、流石です。
赤楚衛二は「彼女はキレイだった」の樋口が良かったので、こちらはちょっとイマイチに思えてしまいますね。
子犬系キャラにはめこまれてる感じが気の毒です。
このドラマでは町田啓太の宮村の方がむしろ魅力的です。
次回からどうなるか、もうちょっと様子を見ます。
今回の評価は…