このドラマ、私めにとって秋ドラマの期待度No.1だったんですが、お恥ずかしいほど見込み違いでした。
TBS 日曜21時
「日本沈没」最終回
主演…小栗旬
脚本…橋本裕志
演出…平野俊一、土井裕泰
最終回は2時間拡大版。これまでの失点も最後にいくらかでも挽回してくれないかと淡い期待を寄せましたが、ダメでした。
傷口をさらに広げて、評価をもっと下げたくなる最終回でした。
東山総理(仲村トオル)が襲われ、世良(國村隼)が命を落とすことになる爆破テロって必要でした?
世良を死なす意味ってありました?
世界的なパンデミックで移民が難しくなる…なんておおげさな話にまで広げる必要ありました?
治療薬ができたから、その製法を教えるのと引き換えに移民を受け入れてって、なんだかな~でしたね、私めは。
海外移民を拒んだ人は、みんな北海道に移ったんですかね。
きっと故郷を捨てず、そのまま残ったお年寄りとかかなりいたんでしょうね。
あんな勢いで国土が沈んだら、海にいろんな物が浮かばないんですかね?
沈没はなぜか止まったけど、前ももう沈まないって言ってた田所(香川照之)の言葉を鵜呑みにしていいんですかね?
何だかシラケた気分で最後まで見届けるのはちょっとキツかったです。
期待度No.1だっただけに。
再三記事に書いてきましたが、日本沈没という未曽有の国難に官僚や政治家、財界人、マスコミはどう向き合い切り抜けるのか?
その悪戦苦闘をただ描いてほしかったんです、シンプルに。
なのに、なんだかブレブレで、小栗旬も松山ケンイチも杏も仲村トオルも香川照之も杉本哲太も國村隼も石橋蓮司も風間杜夫も、ただただもったいないとしか言いようがありませんでした。
キャスト陣はいい演技をしてましたよ。
それでも。
小栗旬は大河ドラマに期待します。
松山ケンイチはなんとか作品に恵まれてほしいと願うばかりです。
今回の評価は…