かなり前倒しで曲を作ることになり、作ったものの採用はされず、失意の春樹(間宮祥太朗)は花枝(清原果耶)に、交際もやめると告げたのですが…
TBS 火曜22時
「ファイトソング」第5話
主演…清原果耶
脚本…岡田恵和
演出…岡本伸吾
誰もイヤな人が出てこないこのドラマは、優しさに包まれたファンタジーとも言える世界で、
それは近年、脚本の岡田恵和が意図的に描いている世界観でもあります。
恋愛のような取り組みをしてみるというスタートでしたが、ほぼ恋愛のようになり、終わってしまえば、失恋したみたいな気分になっている花枝。
そんな花枝の落ち込みようを気遣う周りの人たちの優しさが、しみじみと花枝の今いる環境の良さを感じさせます。
花枝を好きな慎吾(菊池風磨)は、今こそ自分の思いを伝えなければと意気込みますが、
恋敵である春樹に、花枝を慰めるためのキャンプの日時や場所を伝えてしまうんです。根っからイイやつなんですね。
春樹は不採用になったとはいえ、今回作った曲を気に入っていて、曲作りの喜びを取り戻し、ぶざまでも社長にまだ続けさせてくださいと直訴します。
その熱意に免じて、期限は元通りになり、慎吾に教えてもらったキャンプ場にやってきて、交際を続けさせてと花枝に頼みます。
会いたくて仕方なかったと恋の告白のようになる春樹。
その場にいた慎吾は花枝が答えるより早く、お断りしました。
これは春樹への慎吾の宣戦布告ですね。
この枠お得意の三角関係バトルに本格的に突入のようです。
しかし、こうなると皮肉ながら、岡田恵和ならではの良さは薄れてしまい、普通の恋愛ドラマに寄っていってしまうのではと気になります。
今回の評価は…7