凛々子(優香)がからんでいるから正確には四角関係になるのかもしれませんが、浅海(松田翔太)も大牙(志尊淳)も雛子(高畑充希)への恋愛感情を意識し始めて、恋愛要素がグッと高まりました。
何だか今の連ドラって恋愛要素が強めないと視聴率が取れないみたい感じになってるんですかね。
このドラマもそちらを強めると肝心のテーマが薄まるばかりで、なんだかもったいないな~と思ってしまいます。
日本テレビ 水曜22時
「ムチャブリ!~わたしが社長になるなんて~」第6話
主演…高畑充希
脚本…渡邉真子
演出…猪股隆一
ただ恋愛多めで甘ったるくなったらイヤだなと懸念しましたが、今回は雛子の母親、令子(草刈民代)が登場し、ピリっとして良かったです。
娘の部屋に突然現れてガミカミ言う母親って、「私の家政夫ナギサさん」でも草刈民代やってましたよね。
またそういう役かとは思いましたが、何ごとも計画しないとダメな令子は、無計画な夫と似ている雛子にそうならないようガミカミ叱ってきたようで、
街中で(都合よく偶然に)出会った大牙は自分と似たタイプなので大いに気に入り、雛子に部屋に連れてきてしまいます。
令子の存在を通して、雛子と大牙の対比や、喧嘩をしながらも仲が良いことや、大牙が雛子を認めていることも分かり、2人の関係がより立体的に描かれたのは良かったです。
高畑充希も志尊淳も仕事でのキリっとした面と、恋愛のデレっとした面の両面の演じ分けがしっかりできるので、脚本の粗っぽさがかなり演技力で救われています。
母親の作ってくれた弁当に母親の愛情がギュっと詰まっている雛子のセリフに、私めも高校の時に母親が作ってくれた弁当を思い出しました。
祖父母がいて年寄り向けの料理になりがちの我が家の食卓では出ないものが、そこには詰まってました。
しかし、5軒も新店舗を出すなんてムチャブリにもほどがあると思いましたが、テイクアウト専門店に出すとは、予想外でそんな自由な発想に浅海が惚れるのも納得でした。
凛々子はやはり、浅海の元カノでしたね。あんな話、オフィスのあんな所でしないですよ、普通。
めちゃくちゃバッドタイミングで雛子が見てしまい、帰ったらめちゃくちゃグッドタイミングで大牙がいて、あまりの都合の良さに失笑しました。
今回の評価は…6