どうも、万理華(毎田暖乃)は貴恵(石田ゆり子)の生まれ変わりではなく、貴恵の魂が万理華に憑依したってことのようですね。
以前は千嘉(吉田羊)をママと呼ぶ普通の女の子だったようです。
TBS 金曜22時
「妻、小学生になる。」第5話
主演…堤真一
脚本…大島里美
演出…坪井敏雄
万理華が千嘉から暴力をふるわれるのでは?と心配になり、圭介(堤真一)は踏み込んで、自分が万理華の面倒をみるなどと口走ってしまいます。
それが逆に事態を悪くし、万理華は家を出て、圭介の家に泊まることに。
着いて早々に万理華は余計なことをしてくれたと圭介にダメ出し。
今の万理華は、半分は40過ぎの貴恵なのであのくらい大丈夫なのと言われ、納得してしまう圭介に笑いました。
それだけでなく、どうも貴恵の母親が千嘉に似たタイプだったようで、それも貴恵=万理華が動じず平気な理由のようです。
もうウソはつかずに、千嘉に説明しようということになり千嘉を呼び出し、圭介は説明しますが、信じてくれるわけもなく、怒り呆れられてしまいます。
家に帰り今度は万理華が、自分は万理華だった時の記憶が薄れていることを説明しますが、千嘉は信じずに当たり散らします。
そんな千嘉にも全くひるむことなく、万理華=貴恵は、
「今までも娘にそんな言葉をぶつけていたの?」と至って冷静に聞きます。
「1人で、泣いてほしくない、私はお母さんの味方だから…」
これは貴恵が、自分の母親に言いたかった言葉かもしれませんね。
母親が荒れた時に決まって作ったオムライスを千嘉のために作ってあげて万理華は出ていきました。
自分におびえない万理華の堂々とした態度に初めて違和感を覚えた千嘉は、過去の万理華を思い出し、顔色をうかがう目つきや、何よりママと呼んでいたのに、お母さんと呼ぶようになっているのに気が付きます。
何より、万理華が作ったオムライスを食べて、そんな美味しいものを万理華が作れるわけないと確信するのです。
追いかけて行き、圭介と会っている万理華に、あなたは万理華じゃない…と言うのです。
消えてしまえとまで娘に言い放った千嘉が母性を取り戻すプロセスを吉田羊が流石の演技で見せてくれました。
貴恵が憑依する前の万理華と後の万理華を演じ分けた毎田暖乃ちゃんもお見事でした。
このドラマは圭介・麻衣(蒔田彩珠)父娘と千嘉・万理華母娘が再生するドラマなんだということが明確になった回でしたね。
長くなりましたが、麻衣と蓮司(杉野遥亮)のことも書いておかないと…。
蓮司がパソコンを買うのを付き合ってあげた麻衣とのシーンは、いかに2人がお似合いかを描いてくれました。
応援したくなるペアですね。
ホントに杉野遥亮はひと皮むけましたね。演技にブレがありません。
今回の評価は…8