秋ドラマ期待度ランキングもいよいよ残すところあと4本。
いずれも最終回まで見るつもりの期待度の高い作品です。
4位
16日スタート
TBS 日曜21時
山崎賢人主演
「アトムの童」…☆☆☆☆☆☆☆★
共演…松下洸平、岸井ゆきの、オダギリジョー、風間杜夫、塚地武雅
脚本…神森万里江
演出…岡本伸吾、山室大輔、大内舞子
期待はずれに終わる可能性もありますが、私めが好きな題材なので、ついつい上位にランキングしました。
山崎賢人演じる若き天才ゲーム開発者が倒産危機の老舗玩具メーカーと手を組み、ゲーム業界の大資本企業に立ち向かい成長していく姿を描くそうです。
この枠お得意の池井戸潤の小説にありそうなテーマですが、オリジナル脚本です。
脚本は「相棒」シリーズで書いてきた神森万里江。どんな脚本を書いてくれるかは未知数です。
主演の山崎賢人は「トドメの接吻」「グッド・ドクター」に次ぐ連ドラ主演3作め、4年ぶりの連ドラ主演です。
「キングダム」や「劇場」などの映画主演を経てどう成長しているか楽しみではあります。
立ちはだかる大資本企業の社長役は香川照之が降板し、オダギリジョーになりました。
香川照之では大体想像つくので、オダギリジョーがいかに敵役を演じるか、代わってむしろ期待感が増しました。
3位
22日スタート
テレビ朝日 23時30分
仲野太賀主演
「ジャパニーズスタイル」…☆☆☆☆☆☆☆☆
共演…檀れい、要潤、柄本明、市川実日子、石崎ひゅーい
脚本…金子茂樹
演出…深川栄洋
「拾われた男」「初恋の悪魔」そしてこれと、仲野太賀は連ドラ主演を立て続けにやってますね。
それだけオファーが沢山来てるんでしょう。ドラマ制作スタッフが今最も使ってみたい役者さんなのかもしれません。
今回、仲野太賀が挑むのは30分ノンストップのシチュエーションコメディです。
20年前に放送された三谷幸喜脚本、香取慎吾主演の「HR」というドラマがあったのを覚えておられますかね。
ああいう感じです。
「HR」は夜間の定時制高校が舞台でしたが、こちらは温泉旅館が舞台で、仲野太賀が演じるのは父親が入院したため実家の寂れた老舗旅館に戻ってきた息子。
クセの強い従業員たちとドタバタ劇を繰り広げます。
脚本は「俺の話は長い」「コントが始まる」と秀作を連発している金子茂樹。
面白いものを書いてくれそうです。
2位
24日スタート
フジテレビ 月曜22時
長澤まさみ主演
「エルピス~希望、あるいは災い~」…☆☆☆☆☆☆☆☆★
共演…鈴木亮平、眞栄田郷敦、三浦貴大、三浦透子
脚本…渡辺あや
演出…大根仁
私めは連ドラを評価する際、キャストの演技もさることながら、脚本をかなり重要視しています。
なので、期待度の高い作品はおのずと脚本への期待度でもあり、このドラマの脚本を書く渡辺あやは、
NHKで多くの名作(「火の魚」「その街のこども」「カーネーション」「今ここにある危機とぼくの好感度について」)を書いてきましたが、民放では初の脚本なんです。
マニアックですが、期待度は否応なしに高まります。
今回のドラマは長澤まさみ演じるスキャンダルで落ち目になった女子アナが、眞栄田郷敦演じるバラエティ番組ディレクターと、10代女性連続殺害事件の冤罪疑惑を追いながら一度は失った自分の価値を取り戻していく姿を描く社会派ドラマです。
NHKやWOWOWならまだしも、民放では視聴率を取りにくい社会派ドラマに挑む
カンテレのチャレンジ精神には拍手。
渡辺あやも演出の大根仁もその意気に感じたのかもしれませんね。
社会派ドラマ好きの私めはワクワクしております。
さて、2022年秋ドラマ期待度No.1は…
1位
今夜スタート
日本テレビ 水曜22時
奈緒主演
「ファーストペンギン!」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆
共演…堤真一、松本若菜、鈴木伸之、志田未来、梅沢富美男、渡辺大知
脚本…森下佳子
演出…内田秀実、小川通仁、今和紀
こちらは実話をベースにした漁師の世界に飛び込み、古くさい常識や慣習を打ち破っていくシングルマザーの奮闘劇です。
幼い息子を抱えながら、家なし、金なし、仕事なしの崖っぷちママがいかに漁師たちを変えていくのかという話です。
こちらの脚本は「JIN-仁」「白夜行」「とんび」「ごちそうさん」「天皇の料理番」「義母と娘のブルース」と数多くの名作を書いている森下佳子。
私めの信頼度の高い脚本家です。
(ハズレもありますが…)
TBS作品の多い人ですが、今回は日本テレビで「恋です!ヤンキー君と白杖ガール」を演出した内田秀実と初タッグになります。
話題になった実話をいかにドラマにするかお手並み拝見ですね。