終活ならぬ「ムショ活」コメディ…「一橋桐子の犯罪日記」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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どこもかしこもシリーズもの以外は若手の役者さんばかりが連ドラ主演しているような今のご時世で、今年70歳になった松坂慶子主演のドラマをやってくれるNHKには頭が下がります。





高齢化社会で終活は大きな関心事ですからね。こういうドラマもあってしかるべきと私めは思います。




NHK 土曜22時

「一橋桐子の犯罪日記」第1話


主演…松坂慶子

脚本…ふじきみつ彦

演出…笠浦友愛




年をとってからようやくできた親友の知子(由紀さおり)と同居していた桐子(松坂慶子)は、




知子が病死してしまい、身寄りもないためまた孤独になってしまいます。




家賃を出し合っていた知子が亡くなり、

泥棒に金も奪われ、家賃3万のボロアパートに移り住みます。




生きていても仕方ないと、なかばヤケクソになる桐子は、テレビニュースで刑務所に入りたいからコンビニで万引きした老人を見て、自分も何かやって刑務所に入ろうと思い立ちます。





桐子はパチンコ屋でバイトしているんですが、そこの上司に前科者の久遠(岩田剛典)がいて、





ミステリーを書いているふりをして、人に迷惑をかけずに刑務所に入る犯罪は何かを相談します。




ニセ札を作ろうとしたり、

ワルいヤツから金を奪うことにしたり、

桐子の悪戦苦闘が描かれていくようです。





独居老人の悲哀となると辛気くさそうですが、松坂慶子が明るく大らかに演じているので、イヤな感じがしません。

応援したい気持ちになります。





前科者役の岩田剛典はダークな感じでいて、ガンちゃんスマイルは封印しています。

どうも根強いイメージを崩したいんでしょうね。





私めは若い頃から俳句を作っているので、桐子が俳句仲間と句会をしていて、俳句が随所に出てくるのが個人的に興味深いです。




遺されて象は青空ばかり見る


蝶ひらり塀を越えれば極楽ぞ


春の夢娑婆に友なし未練なし





これらは制作スタッフのオーダーで俳人の方が作っているようです。





これからもどんな俳句が出てくるか楽しみです。

今回の評価は…7